【鈴木ゆうか】non-noモデルを卒業!10年間の思いを語るラストインタビュー
両親を説得し事務所に所属。夢に一歩近づいた
高校生になってバイトができるようになると、自分で稼げることがうれしくて。意外と言われるけれど、居酒屋から引っ越し業者まで、いろんなバイトを経験しました。バイト代が入ると、大好きな服やコスメに投資。学校とバイトで忙しかったけれど、自分のお金で欲しい服やコスメを買えるのがとにかく楽しかったなぁ。そして、17歳で進路の話が出た時、モデルになりたい思いを再度両親に真剣に伝えたの。そしたら、意外にもあっさりと「いいんじゃない?」って認めてくれて。何度かモデル事務所にスカウトしていただいたこともあって、そのたびに、リビングのテーブルの上にいただいた名刺をこっそり置いて、地道にアピールを続けていたかいがあったのかもしれない(笑)。 いざ事務所に入ってからは、どうやって世間に名前を知ってもらったらいいのか分からず、ひとまずSNSを始めてみたりもしました。そんなに得意じゃないけれど、一日1回は投稿するように頑張ってたな。事務所では月に2回モデルレッスンがあって、ウォーキングやポージングを教えていただくように。どれも初めてのことばかりで、右も左も分からない状況だった。そんななか、ある雑誌のオーディションに応募したら、書類選考で落ちてしまって……自信を失いかけました。でも半年後、今度は憧れの美玲さんがいる『non‐no』のオーディションが開催されることになって! 「絶対に受かりたい!!!」と強く思ったのを、今でも覚えています。書類選考を無事通過し、オーディション会場に到着したら、周りは堂々とした子ばかり。すでにティーン雑誌で活躍されていた、有名なモデルさんも何人かいらっしゃって。緊張してただただ縮こまっているしかなかったから、手ごたえも何も感じなかった(笑)。だから、マネージャーさんから、「『non‐no』に受かりました!」と事務所のエレベーターの中で聞いた時は、本当に信じられなかった! 事務所からすぐ両親にも連絡を入れてくれて、おばあちゃんが私以上に喜んでくれたのも、うれしかったな。