他球団が欲しがっている!? パ・リーグのトレード注目投手(3)西武の候補に挙がるのは…?
レギュラーシーズンの前半戦を終えようとしている2024年シーズンのプロ野球。そんな中、主力選手の故障離脱など各球団で多くのアクシデントが発生しており、今季もトレード可能期間である7月31日まで活発な動きが予想される。ここでは、他球団から注目される可能性を秘めたパシフィック・リーグの投手を紹介したい。
大曲錬
投打:右投右打 身長/体重:180cm/81kg 生年月日:1998年5月21日 経歴:西日本短大付高 - 福岡大 ドラフト:2020年ドラフト5位 準硬式野球出身の大曲錬も、投手陣に強みがある埼玉西武ライオンズにおいてはトレード候補と言えるだろう。 大曲は西日本短大付高でプレーしたが、甲子園の土は踏めず。卒業後は福岡大の準硬式野球部に入部すると、1年時から活躍し、その後は数々のタイトルを受賞。2020年ドラフト会議で西武から5位指名を受け、プロ入りを実現させた。 プロ1年目はファームで経験を積んだのち、シーズン終盤の10月16日・楽天戦でプロ初登板を果たした。同年は一軍で4試合に登板し、いずれも無失点の投球。上々のスタートを切った。 プロ2年目には開幕一軍を掴み取った大曲。しかし、4月2日のロッテ戦で打ち込まれるシーンもあり、同年は6試合の登板で防御率6.35。この年はファームでも20試合の登板で防御率6.41に沈み、制球力にも課題を残していた。 昨季も開幕一軍で迎え、4月は好投を続けたものの、その勢いは長く続かず。同年は一軍で与四球率7.20、ファームでも5.08に終わり、制球力は改善されなかった。 今季もファームで苦しい投球が続き、与四球も多い印象。威力のあるストレートは持ち味なだけに、制球力が改善されれば、他球団からも注目され得る存在だ。
ベースボールチャンネル編集部