バイエルンのデ・リフト放出は間違いだった? 開幕戦からの守備の乱れにOBは落胆「過去2年で最も安定したDFだったが……」
バイエルンの守備は弱点なのか
3-2で勝利したものの、ブンデスリーガ開幕節のヴォルフスブルク戦では守備の乱れが目についたバイエルン。韓国代表DFキム・ミンジェの不用意なミスもあり、一時は1-2とリードを許してしまっていた。 この開幕戦を受け、「なぜマタイス・デ・リフトを手放したのか」と主張する解説者もいる。元ドイツ代表でバイエルンOBのローター・マテウス氏もその1人だ。『Sky Germany』にて、デ・リフトがいれば状況は変わっていたはずとコメントしている。 「守備はバイエルン最大の弱点であり続けている。デ・リフトは過去2年で最も安定したDFだったが、売却されてしまった。彼は最終ラインのリーダーだった。現在のバイエルンは再びダビド・アラバの後継者を探している状態だ。リーダーがいないのは残念だよ」 「デ・リフトが売却されていなければ、こんな心配をすることもなかっただろうね。ただ、私の意見とクラブの意見は違う。これは受け入れなければならない。それでもチームないを含め、多くの人が(デ・リフト売却に)首を横に振っている。選手たちも自分たちの守備が安定しないことは分かっているはずだ」 デ・リフトは今夏にマンチェスター・ユナイテッドへと移籍。バイエルンもシュツットガルトからDF伊藤洋輝は加えたが、伊藤はプレシーズンに負傷離脱してしまった。キム・ミンジェもナポリではスクデットに貢献した実力者だが、今回のミスは許されるものではない。 開幕節から不安な部分が出てしまったが、指揮官ヴァンサン・コンパニは守備をまとめられるか。
構成/ザ・ワールド編集部