【詳報】岡山湯郷ベル優勝、なでしこ1部昇格 16年以来、開幕から18戦無敗
サッカー女子・なでしこリーグ2部の岡山湯郷ベルは29日、岡山県備前市のチオビタ運動公園でR湘南に5―0で圧勝し、リーグ優勝と2016年以来となる1部昇格を決めた。開幕から18戦無敗(16勝2分け)で首位を独走し、4試合を残して1位を確定させた。 湯郷ベルは開始早々の前半6分、エース横山久美のシュートで先制。その後も立て続けにネットを揺らし、前半を4―0で折り返すと、後半41分にはダメ押しのゴールを奪った。 試合後のセレモニーで、主将の横山らが同リーグの高田春奈理事長から優勝カップや賞状を受け取ると、約1200人が詰めかけたスタンドから大きな拍手や歓声が送られた。 今季の湯郷ベルは持ち味の攻撃力に加え、積極補強した守備陣も躍進に貢献。18試合で68得点6失点と攻守に圧倒的な強さを見せた。 2001年に創設され、トップリーグにも在籍した湯郷ベルは17年から2部、19年からは3部相当のチャレンジリーグに降格。21年のWEリーグ創設に伴うリーグ再編で、同年から3部相当のなでしこ2部で戦ってきた。1部昇格は12月のリーグ理事会で正式に決まる。