民進党・両院議員総会後に前原代表が会見(全文2)離党届、しかるべき時期に
今後参院選に向けて、野党が大きな塊になっていくことはできると思うか
読売新聞:読売の〓***00:17:52〓です。代表、今後の野党、1つ大きな固まりになっていく、一定の方向性ということをおっしゃいましたけれども、今後参院選に向けて、一定、1つの大きな固まりになっていくということはできるとお考えですか。 前原:そうしないと勝てないんじゃないかと思うんですね。まず47都道府県で1人区が32県ありますね。やっぱりこれは協力をしないとなかなか勝てないというふうに思っておりますし、2人区でもやはりばらばら野党が立てていたらなかなか勝てないと、こう思っていますので、そういう意味では1つの固まりというものが大事かなという気はいたしております。 読売新聞:今、地方組織は1つ、民進党、立憲民主党、ばらばらになりつつありますけれども、今後の民進党の地方組織は分裂すべきでないというお考えでよろしいでしょうか。 前原:これは現場現場でいろんな意見、そしてそれに基づく動きっていうのは出てくると思いますけれども、枝野さんとも話をさせていただく中で、枝野さんもやはりお互いが協力をしないと今の政権を利するだけだということについては共通の認識を持っておられると思いますので、新たな民進党との代表。それから枝野さん、立憲民主党、そして希望の党がどういう、これから体制になっていくのか分かりませんが希望の党。こういったところがやはりこれから話を、これからっていうか今から話をしっかりとされながら、そしてお互いがその1強を崩すような取り組みができるような、そんな最低限でも信頼関係ができればいいなと思っていますし、私も努力をさせていただきたいと、こう考えております。
希望の党への合流が失敗に終わった原因について、どう分析しているか
産経新聞:産経新聞の〓ヒラキ 00:20:00〓です。今回、希望の党への合流が失敗に終わった原因について、あらためてですけど、どう分析していますでしょうか。 前原:はい。やはりばらけたことが大きな原因だと思いますし、交渉結果については何度もご説明をしましたけれども、私は全員を公認候補にするという前提で、決意で臨んでまいりました。 前原:200-100という条件を初めに向こうに提示をし、もちろん比例も含めて全員を公認候補にするということで臨みました。向こうは半々でございましたけれども、かなり長い間、そういったやり取りをする中で、全員が公認候補になるべく努力をいたしましたけれども、その中に、例えば私が見たことのない排除のリストが出回ったり、あるいは政策協定書の原案なるものが出て排除リストだと言われたり、疑心暗鬼が高まる中で結局、分裂をしてしまったということは大変残念だったなと思っております。 産経新聞:産経、ヒラキです。今後、また新たな選択肢を示すために、先ほど続けていくということですけども、その上で今回得た教訓というものは何かありますか。 前原:全ての政治活動というのは教訓にしていかなくてはいけないというふうに思ってますけれども、別の言い方で言うと、やはり私は外交・安全保障政策っていうのは現実路線でなければいけない。特に北朝鮮の今の問題があり、そしてこれから日本の外交が、これから向こう数十年間、向き合っていかなくてはいけないのは、影響力を拡大する中国とどう向き合っていくかと、こういうことを考えれば、もちろん中国ともうまく付き合う外交的な努力が必要ですが、やはり日米同盟関係というものの維持強化っていうものが大変重要になってくるというふうに思います。従って、そういう観点での活動を今まで24年間やってきましたので、これは今までどおりやっていきたいというふうに思います。 他方で、内政についてはやはり今の安倍政権の、とにかく金融緩和、これ一本足打法で、企業さえもうけさせたらいい、金持ちがもうかればいい、そしたらいずれはみんな豊かになるんじゃないかという形ではなくて、不安に思ってる人はいっぱいいますので、そういった方々をどう下支えをしていくかという、まさにこのAll for Allの考え方をしっかりと実現をするということが、私の政治家としてのレゾンデートルだと思っておりますので、それを実現するためにこれからも頑張っていきたいと、こう考えております。