「匂いが独特」「アル中かよ」 在来線グリーン車の飲酒問題に賛否両論! 車内飲酒「反対」7割、マナーと自由のバランスはどう保つべきか?
「グリーン車での飲酒」自由と規制の境界
とはいえ、以前の経験から、ストレスを発散するために車内で飲みながら帰りたい気持ちは理解できる。そのため、普通車では難しく、グリーン車を選ぶ人も多いだろう。 座席のテーブルや窓際におつまみとアルコールを並べた写真を投稿し、それに多くの「いいね」がついていることからも、飲酒を許容する人々が一定数いることがうかがえる。 実際、グリーン車では車内販売でアルコールやおつまみが販売されているため、その行為自体に問題はないのではないかという意見もある。確かに一理ある。また、グリーン車は追加料金を支払う 「課金」 車両であり、特別な環境やリラックスした空間として旅行気分を楽しむ場と捉えてもよいのではないかとの考え方もある。そうなれば、アルコールの持ち込みも許容されるべきだろう。 さらに、すべての乗客に同じ規制を強いるのは過剰であり、個々の自由度を尊重すべきだという意見も存在する。
対応車両分離の提案
在来線グリーン車でのアルコール摂取については、禁止すべきだという意見と、それに反対する意見の双方に一定の理解が得られる。 車内でアルコールを飲む人と飲まない人、両者の立場を尊重し、快適な環境を整えることが必要である。どちらか一方に我慢を強いる状況は避け、マナーと自由のバランスを保つことが重要だ。 この問題の解決策としては、 「車両を分ける」 方法が有効だろう。例えば、1両をアルコールや食事が可能な車両として、もう1両をノンアルコール専用にすることで、双方のニーズに対応できる。 この提案をぜひ実現してほしい。JRの皆さん、いかがだろうか。
古宮宗(フリーライター)