佐々木朗希、面談では自らが主導して話進める 代理人「ロウキが舵を切っている」…異例の三つの要望、「2時間以内、同じ場所、選手不参加」
ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手の代理人ジョエル・ウルフ氏が30日、日米メディアとのズーム会見に応じ、移籍先選定の現状を明らかにした。既に「数チーム」との面談を済ませた佐々木だが、ウルフ氏によると、「ロウキはとても準備ができている。彼が舵を切って臨んでいる。私はほとんど話していない。面談の時間を計る役割だ」と語った。 既に日本に帰国中の佐々木は面談するチームに3つの要望を出した。(1)面談は2時間以内、(2)面談場所は自身の事務所、(3)面談に選手は参加しない。ウルフ氏は「球場でいくつか、面談してみてはどうかと話したが、彼の答えはNOだった」と語った。公平性をきっちり保ち、球団のビジョンなどに耳を傾けたという。特に、育成プランには大きな関心があるという。ウルフ氏によれば、佐々木が面談したチームに、「ロウキが自ら課題を出した」。米メディアでは、有力視されるドジャース、ヤンキース、メッツ、カブス、レンジャーズ、ジャイアンツと面談したと報じられている。 今後は佐々木が年明けに再渡米。もう1、2球団会うかもしれないが、会った球団の中から絞り込む可能性が高いという。交渉期限は1月23日米東部時間午後5時まで(日本時間24日午前7時)。ウルフ氏は佐々木の移籍先の優先事項について「いろんな要素があると思う。彼の心の中で、どの球団と最もつながりがあるか、その答えはロウキだけが知っている」と話した。
中日スポーツ