反GLEに堕ちてクビになった男が悪人軍団を結成!大仁田厚らと現代社会へ反逆へ?!
21日、東京都・後楽園ホールにて『GLEAT PREMIUM HOUSE SHOW in 後楽園ホール』が開催。田村ハヤトが河上“ファイヤー”隆一を破ってG-REX王座の7度目の防衛に成功した。 河上隆一は2008年に大日本プロレスでデビューし、2021年にGLEATに移籍。BULK ORCHESTRA(以下バルク)を結成し活躍していたが、大仁田厚の“反GLEAT”に呼応し6月9日の名古屋大会で鈴木裕之社長を電流爆破バットで爆破。これに怒った鈴木社長が突然契約解除を宣言し、7月1日を以て河上はGLEATをクビに。フリーとなってからは河上“ファイヤー”隆一と名を改め、【反GLE MONSTERS】として開き直って大暴れ中だ。
この日、河上はバルクの盟友であった田村ハヤトの持つGLEATの至宝・G-REX王座に挑戦。 試合はリング内外での激しい殴り合いに始まり、場外戦では河上が圧倒。観客席に叩き込まれたり鉄柱にぶつけられたりと徹底的に痛めつけられた田村は最大の武器である右腕が思うように動かなくなり苦戦を強いられる。 それでも田村は敢えて痛む右腕でラリアット、ラリアット、そしてラリアットを連打。河上もラリアット、延髄切り、バックドロップを連発してハイジャック・ボム。それでも田村は折れずにヘッドバッドを見舞って怯ませ、汗飛沫の舞う壮絶なエルボー合戦を制してジャック・ハマー。最後はラリアットからのラリアットを叩き込んで3カウントを奪った。
試合後、マイクを取った田村は「河上、やっぱつえーな。いつの間にかよ、なんか急に1人で暴走し出してクビになって。俺は正直寂しいよ河上。今日やってお前の気持ち、魂が伝わったよ。お前が荒れてから俺も色々言ったけど、まだまだ俺たちはやり直せるぞ。俺から鈴木社長に……」とすべてを元の鞘に収めようとするが、河上が田村を突き飛ばして拒絶。 その後、突然リングにクリス・ヴァイスと謎の黒覆面が現れて田村と対峙。ブラスナックルJUNとともに3人で河上を介抱しながら退場していった。 試合後、河上は「俺はまだ始まってねえぞ!反GLE MONSTERS、クリスと俺とブラスナックルとコイツがメンバーだ!俺はDDTにも仲間がいるしよ、この俺をファイヤーにしたあのファイヤー親父も近々連れてくるから。俺達はまだ始まってもいねえんだからよ!」と吼え、DDTのヒール軍【DAMNATION T.A】の仲間たちや大仁田厚も加えてのGLEAT侵略計画をぶち上げた。