MLB有望株サイト 佐々木朗希の契約金詳報 24年残額はド軍が3.8億円で首位 パ軍はわずか33万円
MLB公式サイトの若手有望株を特集するコーナー「MLBパイプライン」が10日、9日にロッテがポスティング申請することを発表した佐々木朗希投手(23)の今後を占った。 【写真あり】“令和の怪物”佐々木朗希が初バラエティーで憧れの女優とサプライズ初対面!しゃべくり007で暴露話も 同サイトは佐々木が今オフにメジャー挑戦することになったと伝え、これまで日本や侍ジャパンで残してきた成績とともに「もしかしたら最も偉大な投手の一人になるチャンスがある」とポテンシャルの高さを紹介した。 有望株の特集サイトらしく、佐々木のスカウティングリポートも紹介。「3つの優れたパワーピッチを持つ可能性がある。彼の速球は最高で102マイル(約164.1キロ)を記録し、2023年には平均で99マイル(約159.3キロ)近くを投げたが、2024年には96.8マイル(約155.7キロ)に低下した。彼はその速球に非常に優れたスプリッター(2024年の平均速度は88.2マイル)を組み合わせており、このシーズンは57%以上の空振り率を生み出した。それは回転を抑え、落ちる球だ。彼のスライダー(2024年の平均速度は83.6マイル)も多くのバッターを押さえ込み、昨年は40.7%の空振り率だった。彼は理想的な将来性のあるスリムな体格とアスレチックなフレームを持ち、多くのストライクを投げるが、現時点ではコマンド(狙ったところに投げる能力)がコントロール(ストライクゾーンに投げる能力)に比べてやや劣っている。彼は1番手のポテンシャルを持っているが、2023年から2024年にかけて彼の全ての投球の速度が低下している点についてはいくつかの疑問がある」と評価した。 現在23歳の佐々木は25歳未満の海外選手獲得時に契約金や年俸総額が制限されて、マイナー契約しか結べない「25歳ルール」の対象であることも紹介された。契約金も大谷翔平が2017年のオフにエンゼルスとサインした時(契約金231万5000ドル=当時約2億6000万円)のように、国際ボーナスプール内に制限される。国際選手の契約期間は例年1月15日から12月15日まで。各球団は割り当てられたボーナスプールの中で、複数の選手と契約を結ぶ。今年はすでに11月であるため、大部分のチームはボーナスプールの大部分を使い切っており、残額は限られている。 同サイトは佐々木の契約期間についても詳報。「彼が正式に契約する時期によって、契約は2024年の国際サイン期間(12月15日まで)または2025年の期間(1月15日から開始)に該当する。もし彼が12月2日より前にポスティングされる場合、45日間の交渉期間が2025年のサイン期間よりも前に終了するため、彼は2024年の期間でのみ契約を結ぶことができる。もし12月2日から15日の間にポスティングされた場合、彼は両方の期間で契約を結ぶことができるが、2024年の期間での契約交渉は12月15日までとなる」と伝えた。 その上で全30球団のボーナスプールの残額も伝えた。上位5球団は移籍先の最有力候補に挙がるドジャースが250万2500ドル(約3億8038万円)、オリオールズ214万7300ドル(約3億2638万円)、ヤンキース148万7200ドル(約2億2605万円)、ジャイアンツ124万7500ドル(約1億8962万円)、レッドソックス99万ドル(約1億5048万円)と紹介。一方でESPNが移籍先候補として挙げたブルージェイズは1万2200ドル(約185万円)、パドレスは2200ドル(約33万円)、レンジャーズは残額ゼロだった。同サイトは「もし彼が2025年のサイン期間まで待つ場合、理論上は全30チームのボーナスプールがリセットされるが、各チームの今後の計画によっては、状況はそれほど変わらないかもしれない」とした。