守備練習するＤｅＮＡ・桑原

　セ・リーグ３位からクライマックスシリーズを勝ち上がったＤｅＮＡと、パ・リーグ優勝のソフトバンクによる日本シリーズが２６日、横浜スタジアムで第１戦を迎える。両チームによる日本シリーズの対決は２度目で、当時の敗戦を知るＤｅＮＡの選手にとっては、７年越しのリベンジに挑む舞台となる。 　両チームが日本シリーズで対戦するのは２０１７年以来。この時はソフトバンクが３連勝した後、ＤｅＮＡが２連勝して意地を見せたが、第６戦に延長サヨナラ勝ちでソフトバンクが制した。 　１７年に「逆シリーズ男」となってしまったのはＤｅＮＡの桑原。レギュラーシーズンで全試合出場し、日本シリーズも全６試合に１番打者として先発出場したが、打率．１５４、１０三振。盗塁も成功１に対して失敗２と振るわなかった。柴田も全６試合に先発出場して４犠打を決めたが、打率．１１１だった。 　当時の主砲だった筒香は１本塁打３打点、打率．２５０。ＤｅＮＡ打線で気を吐いたのが宮崎で、打率．４００、２本塁打、５打点でシリーズ敢闘選手賞に選ばれた。 　投手では当時新人だった浜口が、チーム３連敗と崖っぷちだった第４戦に先発すると、８回１死までノーヒットノーランの快投。クローザーだった山崎は、第５戦で１点リードの８回２死から登板し、イニングまたぎでセーブを挙げた。だが、第６戦では１点リードの９回に内川に痛恨の同点弾を浴びた。チームも延長の末に敗れ、日本シリーズ敗退となった。 　ソフトバンクは、今宮や中村晃が当時の主力だった。第２戦では中村晃の右前適時打で二塁走者の今宮が本塁にヘッドスライディングするも、判定はアウト。だが、リプレー検証で判定が覆り、これが決勝点となった。また、柳田が打率．３２０、４打点を記録。石川が救援登板で２勝を挙げている。 　日本シリーズ出場資格者の４０人に名を連ねているソフトバンクの嶺井、ＤｅＮＡの森唯は、ともにかつては相手チームに所属していた。７年を経て、古巣を相手に日本シリーズでプレーする可能性がある。