「流産したの知ってるくせに」子どもの写真送りつけてくる友と絶縁。40代主婦が語る理解されない死産のリアル。「どうせ生まれても」に続く義母からの戦慄のLINE
2023年の出生数は過去最少の72万7288人、死産数は1万5532人で死産率は上昇傾向にある。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「さまざまな要因が考えられますが妊娠、出産の高齢化もそのひとつでしょう。年齢が上がるにつてどうしても増えるリスク。しかし、若いうちに妊娠、出産するとキャリアにも響きかねない。特に産む側の女性にとっては大きな問題です」。 高齢出産では妊娠高血圧症候群や早産などのリスクも高まると言われている。 「妊娠、出産にリスクはつきものです。しかし、年齢が上がるにつれそのリスクが増大することは多くの研究からも解き明かされつつあります。いずれにせよ、産むか産まぬか、産めないか…その差は大きく女性の人生に関わってくると言えるでしょうね」。 今回お話を聞いたのは出産を望んでいたがそれが叶わなかったある女性だ。 -------------------------------------------------
鈴原利津子さん(仮名・47歳)は数年前に出産を諦めた。その後、夫との仲も冷え切りつつあり、このままだと離婚になりそうだと遠い目で話す。 「夫はたぶん、子供が諦めきれないんだと思います。私より3歳下だし、まだまだ可能性はあると考えてるんじゃないかな」。 結婚今年で8年。不妊治療は入籍直後から行った。 「妊娠はしましたがなかなかうまくいかず。流産と死産を経験。その度に心を、カラダをえぐられるような思いをしました。2度目のとき、もうこれ以上は頑張れないと思い、不妊治療を辞めたいと夫には話しました。彼も了承してくれました。今もお腹の中にいてくれた2人の子供の夢を見るほど、恋しいし愛おしいし…むせび泣く夜があります」。 目に涙を浮かべながら話してくれる利津子さん。彼女を苦しめたのは流産だけではなかったと話す。 「死産や流産を経験していない人にとっては、たぶんまるでわからないというか想像もしていないことだと思います。だからどう接していいかわからないと言う人がほとんどじゃないでしょうか。だからこそ腫れものに触るような対応になってしまう。その気持ちもわからないではないけれど、なかったことにされるのもキツかったですね。一方で無神経な言葉の数々にも打ちのめされました…」。 ー 1回できたんだしまたできるよ。 ーそんなに落ち込まないでさ!
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