リオ五輪「競泳」帰国会見(全文1)東京五輪ではさらにいい結果を出す
リオデジャネイロ五輪の競泳日本代表が17日に帰国し、都内で会見した。男子400メートル個人メドレーで金メダルに輝いた萩野公介選手や女子200メートル平泳ぎで金メダルを獲得した金藤理絵選手ら8人のメダリストがメダル獲得の喜びや2020年東京五輪に向けた思いを語った。 【写真】リオ五輪「競泳」帰国会見(全文2完)空港の取材と出迎えに金メダル実感
満足した部分と力不足を実感した部分と(萩野)
司会:ただ今から、第31回オリンピック競技大会、競泳メダリスト帰国会見を始めさせていただきます。本日、司会進行を務めます、私、公益財団法人日本水泳連盟、広報委員長の地平達郎でございます。皆さまにはご協力のほどよろしくお願いいたします。 それでは初めに、公益財団法人日本水泳連盟副会長、泉正文よりごあいさつ申し上げます。 日本水泳連盟副会長・泉正文:皆さん、こんばんは。座って失礼をいたします。今日はメダリストの競泳の記者会見に、たくさんの方にお越しをいただきましてありがとうございます。また、連日にわたりましてしっかりと報道をしていただきまして、本当にありがとうございます。まだ一部の競技が残っておりますので、引き続きご支援、ご協力をいただきたいというふうに思いますが、オリンピックの先陣を切った競泳選手団の活躍が、それ以降に続く日本選手団に非常に大きなインパクトを与えたんではないかなということを非常に喜んでおります。 詳細についてはもうすでにご存じかと思いますので割愛をさせていただきますが、先ほどもお話ししましたように、ぜひ、最後まで報道のほうをよろしくお願いをしたいというふうに思います。以上でございます。 司会:それでは会見に移らせていただきます。選手1人ずつ、オリンピックの感想をお話しいただきたいと思います。初めに400メートル個人メドレー、金メダル、200メートル個人メドレー、銀メダル、800メートルフリーリレー、銅メダルと、3つのメダルを獲得いたしました萩野公介選手です。よろしくお願いします。 萩野公介:はい。まず、久しぶりに日本に帰って来れたことをうれしく思います。また、オリンピックのほうではたくさんの方に応援をしていただいて、このようにメダルを持って帰ることができました。自分としては満足している部分と、まだやっぱりちょっと力が足りないなっていうふうに実感した部分っていうのがありますので、まだまだこれから、今年の夏もインカレや国体など大会が続きますし、また来年、再来年と、そして東京の2020年のオリンピックに向かってキャリアは続いていくので、しっかりと、今回ここで学んだことを次に生かして、さらにいい結果を出していけるようにまた頑張っていきたいなっていうふうに思います。 司会:続きまして、200メートル平泳ぎで金メダルを獲得いたしました金藤理絵選手、お願いいたします。 金藤理絵:はい。金メダルを取れたことは素直にうれしく思っているのですが、やはりベストタイムから少し程遠いタイムであったことが心残りではありました。しかし、あのときできる全力は出し切ったと思いますし、たくさんの方々にお祝いの連絡をいただいて、またこうやってメダルを掛けることができて、メダルの重たさを感じることができて、本当に良かったと思っています。 初日の萩野選手、瀬戸選手のメダルであったり、競泳陣の選手がみんないい波をつくってくれたということと、あと、出身である東海大学関係者がみんなメダルを獲得していたので、その波にしっかり乗れるようにと思って、また、キャプテンとしてもこの波を壊してはいけないという気持ちで泳ぎ切りました。 私はこのあと、まだワールドカップのほうがあるので、そちらのほうを今は頑張っていきたいと思っているのですが、こうやって皆さんの前に金メダルを持って帰ることができて、本当に良かったと思っています。 司会:続きまして、400メートル個人メドレーで銅メダルを獲得しました瀬戸大也選手です。