韓国ではびこる「オンラインのダフ屋」…最も多く摘発されたのは、かの歌手の公演だった
【10月08日 KOREA WAVE】韓国でこの1年間、オンライン闇チケットの取引で最も多く摘発された公演は、歌手PSY(サイ)の「ずぶ濡れショー」だった。 韓国コンテンツ振興院の資料によると、昨年から今年7月まで、オンラインダフ屋の申告掲示板で受け付けられた事例は計3400件だった。 公演タイプ別にダフ屋の申告現況を見ると、音楽公演分野のダフ屋の申告が2556件(75.2%)で最も多く、ファンクラブミーティング・フェスティバル519件、ゲーム分野の闇チケット200件、ミュージカル分野125件が続いた。 闇チケットは中古取引プラットフォームで主に取引される。全体の80%に当たる2721件が「タングン」「中古ナラ」などのような中古取引プラットフォームに対する申告だった。ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどSNSによる闇チケット取引申告は626件だった。 昨年11月から今年7月まで、座席番号と前売り番号などチケット発券内訳を特定できる有効申告は144件だった。韓国コンテンツ振興院はこのうち109件に対して利用停止などの措置を取った。109件のうち44件は前売り番号や座席番号が偽造または操作された虚偽チケットで、実際の有効な措置が取られたダフ屋は65件だった。 有効な措置につながった65件のうち、闇チケットが最も多く発生した公演は「ずぶ濡れショー」(15件)。これに「ナ・フナ 2024ありがとうございました-ラストコンサート」(4件)、「2024 ユンナ20周年コンサート 二十歳」「THE BOYZ 2ND WORLD TOUR:ZENERATION」「PSY ALL NIGHT STAND 2023」「2024 パワフルK-トロットフェスティバル」(それぞれ3件)などが続いた。ダフ屋が関与したのは34公演だった。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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