令和7年皇室の展望『過去と未来をつなぐ年へ』~両陛下が向き合われる戦後80年と阪神・淡路大震災30年の節目 愛子さま初めての海外訪問は? 大学進学の悠仁さま初記者会見で何を語る?~
■秋篠宮さま大阪・関西万博で中心的役割に 悠仁さま成年記者会見で何を語る?
2024年も秋篠宮ご夫妻は多くの公務をこなし、非常に多忙な日々を過ごされてきました。また12月には外交関係樹立100周年のトルコを公式訪問されました。 2025年、秋篠宮さまは大阪・関西万博の名誉総裁として、中心的な役割を担われます。これまで日本で万博が開催された際は、その時の皇太子が名誉総裁を務め、外国から来日する王族や要人をもてなされてきました。天皇皇后両陛下も万博に関わられますが、秋篠宮ご夫妻が中心となった「おもてなし」を見る機会が多そうです。 二女・佳子さまは、2024年末、30歳になられました。この1年も公務の経験を重ね、ギリシャを公式訪問するなど外国訪問にも慣れ、今や若い世代の皇族の中心的存在として数多くの公務に当たられています。2025年はさらに公務の幅を広げられるのか注目されます。また結婚については、秋篠宮さまが誕生日の会見で「何か話し合っていることは今はない」と話されましたが、引き続き関心が寄せられそうです。 長男・悠仁さまは、2024年9月に18歳となり、39年ぶりに皇位継承資格者として成年皇族になられました。現在、筑波大学附属高校3年生のため、学業を優先され「成年式」は延期されてきました。2025年3月の卒業後は、天皇陛下から「冠」を授かる「加冠の儀」が執り行われるほか、成年の記者会見にも臨まれる予定です。 これまでも、愛子さまや姉の眞子さん、佳子さまも二十歳の会見で初めて自身の言葉で語られ、その人柄や考え方を国民が知る機会となってきました。しかし、民法改正で成人年齢が18歳に引き下げられたため、18歳で成年の会見に臨まれるのは悠仁さまが初めてになります。会見では悠仁さまがどのような話や話し方をされるのか、どのようなお人柄なのか大きく注目されそうです。 4月からは筑波大学生命環境学群生物学類に入学されます。茨城県つくば市のキャンパスへの通学方法はどうなるのかも、関心が寄せられています。当面は学業を優先しつつ、成年皇族として新年祝賀の儀や一般参賀、宮中祭祀など様々な公務や行事に臨まれることが期待されていて、学業との折り合いがつけば、来年度中にも単独公務デビューが見られるかもしれません。
■令和7年の皇室への期待
令和になってから7年目にあたる2025年は、両陛下が戦後80年と阪神・淡路大震災30年という節目にあたり、どのような過去と未来を結ぶメッセージを発信されていくのかが注目されると共に、愛子さまの初めての海外公式訪問が実現するのか、悠仁さまが男性皇族として39年ぶりとなる成年式や会見にどう臨むのかなど、若い世代の皇族方の活躍も期待される年にもなりそうです。