令和7年皇室の展望『過去と未来をつなぐ年へ』~両陛下が向き合われる戦後80年と阪神・淡路大震災30年の節目 愛子さま初めての海外訪問は? 大学進学の悠仁さま初記者会見で何を語る?~
■愛子さま「初めて」づくしの1年 2025年の「初めて」は?
2024年、愛子さまは日本赤十字社「青少年・ボランティア課」で常勤の嘱託職員として社会人の歩みをスタートし、公務との両立に日々励まれています。大学を卒業されるまでは「学業優先」だったため、この1年は社会人として、皇族の公務の「初めて」もたくさん経験されました。
2月には、皇居・宮殿でケニア大統領夫妻を招いた昼食会に出席し、外国賓客をもてなす宮殿行事を初めて経験されました。4月には、お一人で春季雅楽演奏会を鑑賞。初めて出席した園遊会では、出席者から就職を祝う言葉がかけられ、笑顔を見せられる場面もありました。 5月には初の単独公務として国立公文書館で源氏物語に関する特別展をご覧になり、10月には初めての単独地方公務として佐賀県を訪問。国民スポーツ大会の競技を観戦したほか、伝統の手漉き和紙工房などを視察し、地元の人々とも笑顔で積極的に交流されました。 2025年、式典などで初めて「おことば」を述べられる機会はあるのか、国賓来日時の宮中晩さん会へのデビューはあるのか、さらには初めての海外公式訪問はあるのか…愛子さまが公務の幅をさらに広げて行かれることが期待されると共に、社会人2年目として日本赤十字社でのさらなる活躍も注目されます。
■上皇ご夫妻 上皇后さまのけがを乗り越え 穏やかな日々
2024年、共に“卒寿”の年を過ごされた上皇ご夫妻。5月には私的ご訪問で、上皇さまが先の大戦末期に疎開した栃木県日光市の旧日光田母沢御用邸や、終戦を迎えた奥日光湯ノ湖畔の南間ホテル跡地などを巡られました。 7月には、栃木県の那須御用邸で、8月にはお二人の出会いの場・軽井沢での恒例のご静養にも入られました。また都内では、ゆかりのある演奏者のコンサートなどに度々足を運ぶなど、静かで穏やかな生活を送りながら、音楽などを通じたお仲間との豊かな時間も過ごされていました。 しかし、10月上皇后さまがお住まいの仙洞御所で転倒。「右大腿骨上部の骨折」で手術を受け、しばらく車椅子の生活を送られました。毎日熱心にリハビリを続け、12月には杖なしで歩く生活に戻られました。 側近によりますと、けがをした直後は上皇さまもとても心配な様子でしたが、最近は上皇后さまを気遣いながら一緒に朝は御所内を歩き、夕方は赤坂御用地内を散策されるなど順調に回復の途にあると言います。 2025年は3年ぶりに神奈川県の葉山御用邸にご静養に行かれる姿を見られるかもしれません。