ロシアに広がる動揺、国内への攻撃に…ウクライナ軍の攻撃活発化
日テレNEWS NNN
ウクライナ軍がロシア領内への攻撃を活発化させる中、戦争の現実に直面するロシア人が増え続けています。 【映像】親を失った子どもたち「角を曲がったら戦車が…」「何かを思い出すたびに…」 ウクライナ 心の“リハビリキャンプ” ◇ ◇ ◇ 首都モスクワの近郊です。集合住宅の一部が大きく破損していて、内部はむき出しの状態となっています。 今月、ウクライナ軍の無人機攻撃があり、モスクワ近郊では初の死者が出ました。 近隣住民 「戦いはエスカレートしています。いつまで続くのでしょうか」 先週以降、ロシア国内の武器庫が無人機攻撃で大爆発を起こし、住民が避難する事態も相次いでいます。 また、ロシア西部に対するウクライナ軍の越境攻撃では、13万人以上が自宅を追われ、避難生活は長期化。モスクワに近いトゥーラ州では、避難所の子どもたちが近くの学校へ通い始めていました。 ここにも戦争の影が──。 学校の廊下には、特別軍事作戦で死亡した学校の卒業生のプロフィールが掲げられています。 こちらの生徒は、家族と離れて避難生活を送っているといいます。 家族と離れて避難生活する生徒 「自分の家が攻撃を受けるのではないかと不安でした」 トゥーラ州では、1500人以上がホテルやキャンプ施設で避難生活を続けています。 避難生活を送る家族 「友達と離ればなれになってしまいました」 国境からわずか4キロの場所に住んでいたという家族。 避難生活を送る家族 「ウクライナには多くの親戚がいます。よく連絡を取っていて、よい関係を築いてきました」 「こんなことが起こるなんて想像できませんでした」 局面打開を狙うウクライナ軍の攻撃が活発化する中、ロシア国民にも少しづつ動揺が広がっています。