解散していた「ハワイ和歌山県人会」復活 プロサーファー堀口さんが会長に
和歌山県串本町出身で米ハワイでプロサーファーとして活躍する堀口真平さん(41)が13日、和歌山県庁を訪問し、平成14年に解散した「ハワイ和歌山県人会」が復活することを岸本周平知事に報告した。県によると、同県人会の復活で、海外の和歌山県人会は21団体になる。 堀口さんは8歳からサーフィンを始め、プロサーファーとして活躍。平成24年からハワイを拠点に活動している。県サーフィン連盟の理事も務め、海での安全講習やビーチクリーニングなどにも携わってきた。 県サーフィン連盟の梅本利樹会長の働きかけで、堀口さんはハワイ和歌山県人会の会長に就任。現地の和歌山ゆかりの7人で、県人会を立ち上げたという。 海外の和歌山県人会は、メンバーの高齢化などで解散するケースもある。現在は、アルゼンチン県人会▽木曜島県人会(オーストラリア)▽ブラジル県人会▽東部カナダ県人会▽メキシコ県人会▽ペルー県人会▽南加県人会(米国)▽シアトル紀州クラブ(同)-など20団体が活動している。 報告を聞いた岸本知事は「多くの人が移住したハワイの県人会がなくなって寂しかった。復活はありがたい。新しい海外の県人会のモデルになってほしい」と述べた。堀口さんは「和歌山とハワイをつなぐお役に立ててうれしい。和歌山県の方がハワイに来て困ったことがあれば、県人会に声をかけていただければ」と話していた。