母としての自分と恋愛したい自分の間で悩む33歳シングルマザー。佐伯ポインティ「自分の時間が欲しいからって理由で子どもを預けてもいいんじゃない?」
◆自分が幸せに生きていくことも大事 分人主義では、自分が「この分人でいると楽しいな、この分人の自分好きだな」って思える分人を増やしていくことが幸せなんだと説いてるわけ。 分人の比率とか種類っていうのは個人によるんだよね。で、「なな」には「恋愛分人」がある。「私はもう33歳でお母さんなんだから、恋愛なんかせずに落ち着かないと!」って言い聞かせる分人と、「ええっ、でも恋したあ~~~いっ!」っていう、「あやや」みたいな分人がいるんだねえ。 「なな」の中にはさ、つんく♂の曲みたいな分人がいるわけなの(笑)。ということはつまり、めっちゃホリデーが必要なわけよ。「イエエ~~~イ! めえ~~~っちゃホ~~~~リディ♪」。ハハハハハ(笑)。 恋の気分を味わいたいからっていう理由で、「なな」が自分のお母さんとかに子どもを預けたっていいわけじゃん。「シングルマザーなのに!」っていう自分の中の声が反響してくるとは思うんだけど、「なな」が幸せに生きていくことってすごい大事じゃんね。
◆「めっちゃホリディ♪」しちゃいな! 子どもが育った時に「なな」が、「いや~、あの時は恋愛したかったなあ」って言ったら、「えっ! お母さん、私のせいで恋愛できなかったの? えーっ!」みたいな感じになったらどうする? 「全然いいんだよ~! 私、お母さん好きだし!」みたいに言われたらさ……。「え! 恋愛しとけばよかったかも!」って思うじゃん。 子どもも子どもでさ、自分のせいで親が自身の人生を楽しく生きられてないなんて、きっと嫌なはずだよ。まあ、そこは塩梅なんだけどね。 でも、ちょっと飲みに行きたいから、ちょっとだけ子どもを預けるとかは全然してもいいと思うのよね。「めっちゃホリディ♪」しちゃいな~~~っ! ※本稿は、『おいでよ ポインティの相談天国』(祥伝社)の一部を再編集したものです。
佐伯ポインティ
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