人間ドックで「歩行姿勢」をチェック 長野の病院が全国初導入
市川彰技師長は「人の歩行を観察していると、これでは腰が悪くなる、ひざに負担がかかっているなどと気になることが多い。介護を受けている人の4人に1人は関節、筋肉の故障で身の回りのことができていない。悪くなる前にこうした検査で問題点を見つけ、対策を講じていく。予防は治療に勝るという観点でこの機器を導入しました」と話しています。 新型機器を開発したマイクロストーンの白鳥敬日瑚(のりひこ)社長=工学博士=は「美しい姿勢を保つ講座などでも活用され、好評です。この機器を通じて人と人が関わり合うことで姿勢への関心が高まっているようです。農作業に伴う無理な姿勢を時々解放させるといったことにもセンサー機器が活用できると思う」と話しています。 同社は現在全国の病院など約40件でこの機器の導入の相談を進めているほか、海外からの引き合いも来ています。
---------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説