家庭ごみの持ち去り防止対策 「こわすごみ」の一部が予約不要で持ち込み可能に 市内3か所の環境センターで受け入れ 愛知・豊橋市
愛知県豊橋市は、家庭ごみの持ち去り防止対策として、日用品や小型家電などの「こわすごみ」の一部を、市内にある東部・南部・西部の環境センターへ持ち込めるようすると発表しました。 持ち込み可能な「こわすごみ」は、フライパンや傘などの金属が使用されているものと、トースターや電気カミソリなど60センチ未満の小型家電類です。受け入れ時間は、平日の午前9時~正午と午後1時~午後4時。予約は不要で指定袋に入れる必要もありません。 豊橋市では、ごみステーションからの家庭ごみ持ち去り行為が問題となっていて、市の担当者によると、2023年度は市民などからの通報が90件あり、パトロールによる指導も105件行ったということです。特に金属類が含まれる「こわすごみ」を収集する月曜日と火曜日に多発しています。
2013年10月には、条例で資源物を持ち去る行為を禁止しましたが、近年では資源物以外のごみの持ち去りも発生していることから、条例の一部を改正し、すべてのごみの持ち去りを禁止しました。ごみステーションからごみを持ち去ると、20万円以下の罰金が科せられたり、氏名などが公表される場合もあります。 市はこれまで、持ち去り防止対策としてパトロールなどを行っていましたが、更なる対策として環境センターへ持ち込みを開始。こうした対策を行うのは今回が初めての試みだということです。 実施期間は9月2日から11月29日までの予定ですが、実施効果を踏まえて延長も検討するとしています。