【更年期】「50代のねこ背」今のうちに治したい!
柔軟化ストレッチは毎日コツコツ続けることが肝要。就寝中のかたまりをほぐす朝ストレッチと、一日の疲れをほぐす夜ストレッチを整形外科医・スポーツドクターの中村格子先生が指南! 今回は、胸郭のストレッチについて。 更年期・加齢による「50代健康のお悩み」
「胸郭」
胸郭はねこ背になっていると縮んで硬くなるのでストレッチで胸を開いて改善。また、呼吸とともに胸郭が動く状態に整えることもポイント。
■朝ストレッチ 深呼吸をしながら胸を開く動きで、ねこ背を改善して胸郭の柔軟性を高めるストレッチ。縮んでいた胸が開くことで、ふだんの呼吸も深くなる。
【吸って吐いてを10回ずつ】 《1》足を腰幅程度に開いて立ち、ゆっくりと息を吸いながら両腕を開いて後ろに伸ばし、胸を開く。
《2》次に、息をゆっくり吐きながら腕を前に持っていき、胸を閉じる。1、2の動きを10回繰り返す。
■夜ストレッチ 呼吸とともに胸郭が動くようにするストレッチ。深い呼吸ができるようになって自律神経も整い、メンタルの不調の改善効果も。
【吸って吐いてを10回ずつ】 《1》足を腰幅程度に開いて立ち、肋骨の下部に両手を当て、息を吸いながら胸郭を360度広げる。
《2》次に、息を吐きながら胸郭を締める。手で胸郭の動きを感じながら行って。この呼吸を10回。
ブラトップ¥6,500・レギンス¥12,800/ルルレモン ●教えてくれたのは… 整形外科医・スポーツドクター 中村格子先生 Dr.KAKUKOスポーツクリニック院長。医学博士。トップアスリートから一般の人まで幅広く診療にあたる。メディアでのエクササイズ指導でも人気。近著は『硬い体をほぐす かんたんストレッチ』(成美堂出版)。 撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/藤本 希 スタイリスト/程野祐子 モデル/殿柿佳奈 取材・原文/和田美穂 ※エクラ2024年9月号掲載