小池百合子都知事が就任後初の定例会見(全文1)課題は時間かけず取り組む
平成29年度予算の見積方針
平成29年度予算の見積方針でありますけれども、先ほども申し上げましたように、都民の皆さまとのお約束を果たす、その第一歩としての位置付け、そして29年度の予算につきましては、新しい東京の未来に向けて改革を押し進める予算という位置付けにいたしまして、これも全庁に対しまして編成を指示したところでございます。 ポイントが2つございます。すいません、まだ喉がこんな状況に。1つ目のポイントでございますけれども、東京が抱えております課題の解決に向けて積極的に、また果敢に取り組んでいくということでございまして、未来への成長を生み出す、成長創出に向けた改革を進めるといたします。実行プランの事業を予算化することによりまして公約を具体化、そしてまた加速化していくということでございます。 それから2つ目のポイントでございますけれども、全ての事業の総点検を実施をいたします。これは要は昔やってきた、これまでやってきたいろんな事業がございますけれども、いったんそこで終止符を打つものも多々あるわけでございまして、この際、明確にそれを、これは終了というふうにした上で、スクラップ・アンド・ビルドと申しましょうか、それによって無駄の排除を徹底して行うと。継続することが目的になっているような事業については、これはいったん終止符を打つと。そして、これはすなわち財政構造改革につながっていくということでございます。 で、スクラップ・アンド・ビルドで、スクラップ、終期を付ける。終わりの期ですね。期限の期を設定するということでございまして、現状では、終期の設定がある事業っていうのは全体の2割となっております。もちろん継続が必要なものは多々ございますけれども、しかしながらここでいったん終了ということを明確にする、できるものは約2割ということに至っているわけでございます。それから残りの8割りについても、これはいつまでという終期を設定いたしまして、一定期間をもって事業評価を行う。これによって効果や効率性が見えてくる。そしてそれによって事業の見直し、再構築など多角的な検証を行う。システムも導入するように指示をいたしております。 そして3つ目の今日の取り組みの3番目でございますけれども、喫緊の課題でございます。待機児童、この対策でございまして、補正予算の編成について指示を出したところでございます。来年度の予算を待つことなく、早急にこの喫緊の緊急対策を取りまとめまして、補正予算案を直近の都議会の定例会に提出するようにその準備を指示したところでございます。 いずれにしましても課題には時間をかけず迅速に取り組んで、そして1日も早く目に見える成果を出していきたいと考えております。そしてこのように都民ファーストと申し上げているわけでございますので、まず多くの皆さま方の、そして多くの働く女性そしてご家族にとって必要なこの待機児童対策ということを、1つの芽出しといたしまして取り組んでまいりたいと思います。なお、本件に関しましては政策企画局と財務局のほうにお問い合わせを賜ればと、このように感じております。