小池百合子都知事が就任後初の定例会見(全文1)課題は時間かけず取り組む
小池百合子・東京都知事は、5日午後2時より定例記者会見を開催した。小池都知事は、8月4日に安倍晋三首相と会談し、2020年東京オリンピック・パラリンピックで政府と都の連携を確認している。 【中継録画】小池百合子都知事が就任後初の定例会見 今回の会見は、都知事就任後初の定例会見で、その発言内容が注目されていた。
公約実現にむけて
産経新聞:それでは知事の就任後、初めてとなる定例会見を始めます。まず知事、よろしくお願いいたします。 小池:はい、ありがとうございます。初めての定例会見でございます。どうぞ皆さま、あらためてよろしくお願いいたします。冒頭3つ、3点ございます。1つが公約の実現に向けて。2つ目がリオ行きの出張の件。それから3つ目が横断リレーというのが行われておりまして、この週末に私、イベントに参加するということでございます。 まず1点目でございますけれども、私の公約を実現をする、それに向かって今、具体的に作業を詰めつつございます。そこでまずこの公約の実現に向けて、3点ございますので、こちらのほうもご覧いただきたいと思います。まず、この選挙戦を通じまして東京が直面をいたしております課題について、都民の皆さまとさまざまなお約束をしてきたところでございますが、そのために特に喫緊の課題に早期に取り組むために、2020年に向けた実行プランを策定すること、それから平成29年度予算の見積もりの方針、方向性の、という意味でのまさしく方針です。それから3つ目に補正予算の編成、このことをすでに事務方に指示をしたところでございます。 そして2枚目でございますけれども、まず2020年の、ちょっと見にくいのはあとで資料を手に、お手元にあるかと思いますけど、まず2020年に向けた実行プランを策定したく考えております。何度も申し上げておりますように都民ファースト、これは私、都政に向かう姿勢のキーワードとなっておりますけれども、私の今後の都政の具体的な政策展開を示すために、これまでございました長期ビジョンの3カ年の実施計画、この終了を待たずして、新たな計画として、現時点では仮称ではございますけれども、2020年に向けた実行プラン、こちらのほうを策定することといたします。東京オリンピック・パラリンピック、この2020年に向けての実施計画、3カ年の実施計画でございます。 このプランの中に、私が今回の選挙中にお訴えをしてまいりました、3つのシティ。「セーフシティ」、「ダイバーシティ」、「スマートシティ」、この3つを実現していく方策を盛り込むものでございまして、結果として新しい東京をつくっていく、その道筋となるものでございます。で、既存の枠組みにとらわれることなく、先進性のある政策を積極的に立案してまいりたいと考えております。これについては、年内の公表を目指しまして都庁全庁を挙げまして策定を進めていくことといたします。 それから3枚目ご覧いただきたいんですけれども、こちらは来年度の予算の見積方針でございます。若干早いかもしれませんけれども、やはり私、新都知事、就任したばかりでございますけれども、できるだけ前倒し、前倒しで物事を進めていきたい。まだブリーフィングを受けている最中ではございますけれども、大きな道筋を今のうちにもう指示をしていこうと。このあとリオのほうに出掛けていくこともございますので、そういった観点で本日、公表させていただきます。