越乃寒梅、越乃一刀…「越乃」は新潟の代名詞。信濃川と萬代橋、田園風景、日本海が私の新潟の原風景
100年を超える歴史を持ちながら常に進化し続ける「タカラヅカ」。そのなかで各組の生徒たちをまとめ、引っ張っていく存在が「組長」。史上最年少で月組の組長を務めた越乃リュウさんが、宝塚時代の思い出や学び、日常を綴ります。第74回は「越乃リュウの新潟案内」のお話です。 (写真提供◎越乃さん 以下すべて) 【写真】青山海岸。笑っていますが、極寒でした * * * * * * * ◆「越乃」は新潟の代名詞 新潟には「越乃」と名の付くものがたくさんあります。 越乃寒梅、越乃景虎、越乃雪椿、越乃梅里、越乃冬雪花、越乃雪月花など「越乃」と名の付く日本酒も多くあり、私もファンの方から越乃雁晴(こしのがんばれ)という日本酒を何度も頂き、はっぱをかけていただいていました。 他にも、越乃雪、越乃ショコラなどのお菓子、越乃一刀の刃物、越乃黄金豚など、「越乃」は新潟の代名詞となっています。 そして私のおすすめは、地酒王国新潟が誇る「酒」をコンセプトとした列車「越乃Shu*Kura」。 上越妙高から、十日町、越後湯沢、新潟駅へと走る3両変遷の列車です。 大きな窓から流れる田園風景を見ながら、新潟県内の銘酒と地元の食材にこだわった食事やおつまみを味わう列車の旅です。 何年か前に私も「越乃Shu*Kura」のツアーをさせていただきました。 イベントスペースになっている2号車でライブをし、越後湯沢へ向かいました。 4月だというのに窓の外は一面雪景色でした。 お酒と雪の車窓の風景、新潟ならではの旅でした。
◆故郷新潟をご紹介 新潟はとにかく縦に長く、その端から端までの長さは九州の上から下までの長さと同じだという話を以前書かせてもらいましたが、 そんな長くて広い新潟には、数多くの観光スポットがあります。 米どころ新潟、お米やお酒、日本海の海の幸といったグルメにもこと欠きません。 そんな故郷新潟を、少しずつ皆様にご紹介したいと思います。 新潟で私が一番好きな風景は、信濃川にかかる萬代橋の風景です。 日本一の長さを誇る信濃川に架かる国の重要文化財の萬代橋。 頑丈な石づくりと美しい六連アーチが特徴的な橋は街のシンボルとなっています。 信濃川沿いに整備された「信濃川やすらぎ提」の遊歩道から眺める萬代橋もおすすめです。 春にはチューリップと桜が咲き誇り、夏には花火大会が行われます。 夜はライトアップされた萬代橋や美しい夜景が楽しめる場所でもあります。 信濃川には、水上バス「信濃川ウォーターシャトル」が運航しており、四季折々によって変わる美しい風景を船上から眺めながら観光できます。 乗ったことはありませんが。 映像で何度も見ているのですっかり乗った気でいます。