<甲子園交流試合・2020センバツ32校>磐城きょう国士舘と 出発式に250人 /福島
2020年甲子園高校野球交流試合に出場する磐城(いわき市)の選手らが14日、甲子園に向けて同校を出発した。磐城は大会第4日の15日、第2試合で国士舘(東京)と対戦する。 【真夏の熱闘】交流試合の写真特集はこちら この日は午前7時から約1時間半、キャッチボールやバッティング練習で汗を流した後、本番の試合前と同じ木村保前監督のノックを受けて士気を高めた。3月の離任式以来、約4カ月ぶりに同校グラウンドでノックをした木村前監督は「私の人生の中でも、ものすごく濃い7分間になると思う。彼らがこれまで培ってきたものを、あの夢舞台で体現できるよう一本一本魂込めて打ちたい」とうれしそうに話した。 練習後には、保護者やOB、応援団などおよそ250人が集まって出発式が行われた。岩間涼星主将(3年)は「皆さんの応援をしっかりと胸に刻んで、甲子園で頑張ってきます。学校や地元いわきで自分たちの全力プレーを見ていてください」と意気込みを語った。 応援団チアリーディング部の3年生は、新型コロナウイルスの影響で大会がなくなり、7月に引退。出発式が1日限りの復帰パフォーマンスとなった。前部長の橋本珠来さん(3年)は「本当は甲子園で応援したい気持ちでいっぱいだが、最後こういう形で見送ることができてよかった。いつも通り、粘り強く戦う磐高魂を発揮してほしい」と話した。【磯貝映奈】