「仕事のできないダメ上司」が、部下に話す時ウッカリやっているNG行動とは?
今季J1に昇格したばかりにもかかわらず、優勝争いに絡む快進撃を見せているFC町田ゼルビア。長年J2で低迷していたチームを覚醒させた黒田剛監督は、選手をどのように動かしたのか。良い指導者に共通している、成功を引き寄せるための「言語力」とは?※本稿は、黒田剛『勝つ、ではなく、負けない。 結果を出せず、悩んでいるリーダーへ』(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。 【この記事の画像を見る】 ● サイバーエージェント藤田晋も 認めた「言語力」の磨き方 「いろんな監督を見てきましたが、ここまで言語化できる人は初めてでした」 2023年シーズン、特に後半に多く出場し活躍したサイドバック太田宏介選手の言葉です。彼は町田市出身、明るいキャラクター。2023年のシーズン後に引退、2024年シーズンからはFC町田ゼルビアアンバサダーに就任しました。今もサポーターに愛される存在です。 その太田宏介さんがこう評価し、ゼルビア代表の藤田晋さんも私の最大の強みとして「言語力」と「マネジメント」の質をあげてくださっています。 なぜ私が「言語力」を重要と感じているのか。 元来の性格もありますが、言語化能力が鍛えられたのは、やはり教育者だったこの30年の経験が大きいと思います。大阪体育大学卒業後、20代はホテルマン、教師というキャリアを歩んできました。そのなかで、言葉を通じて「伝えること」やコミュニケーションを取ることの大切さを痛感しました。 実際に教壇に立って話した際、生徒たちに大切なポイントが伝わっていないことが多く、ショックを受けたこともあります。 そこから私なりの「伝え方の改善」が始まったわけです。 何かに向かって話しかけたり、今日生徒に話したことを振り返ったりすることで、課題が見えてきました。 ・どの言葉をチョイスするか? ・どのタイミングで話すか? 特にこの2点は重要です。