【試乗】MINIクーパー 5ドアのエントリーモデル「C」の仕上がりに驚いた。唯一無二の個性的な乗り味は「上質さ」を手に入れた
新型は「上質さ」を感じる仕上がり。運転支援の進化にも注目。
新型MINIクーパー5ドアの走り味は、まさしくMINIそのものと言えるものだったと結論づけることができます。さらに、新型は「上質さ」がアドオンされた雰囲気で、プレミアム・コンパクトカーに相応しい完成度でした。 とりわけ、ステアリングフィールに関しては、太いハンドルリムを握って親指に力を込めながら切り込むと、驚くほどクイックに曲がってゆくという振る舞いは、伝統的なMINIらしさ(というよりもBMW時代のMINIらしさ)に包まれています。 さらにMINI5ドアでは、今回試乗した「C」のほか、2L直4ターボエンジンを搭載する高出力版の「S」が用意されています。先代モデルで人気だったディーゼルモデル2種類は新型で廃止されていることは残念ですが、ガソリンエンジンでも高効率化が進み燃費性能は向上していますし、「上質さ」という観点で言えばやはりガソリンエンジンこそが新型の乗り味には相応しいと思います。 運転支援技術も進化を遂げ、ACCはレーンキープにも対応するなど、これまで以上に装備面での充実ぶりが光る新型。唯一無二のルックスと、比類なきドライブフィールはMINIクーパーならではの味であり、新型はそれを紛れもなく受け継いでいると言えるでしょう。(写真・根本貴正)
Webモーターマガジン社
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