<大阪・関西万博>開幕まであと9か月 会場建設中の夢洲の様子は?
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)が開幕する2025年4月13日まであと約9か月となる7月10日午前、夢洲(同此花区)の会場工事の模様を隣島の咲洲(大阪市住之江区)にある「さきしまコスモタワー展望台」から撮影しました。 【拡大画像】2024年6月時点での夢洲全景
リング(大屋根)は、前回記事(6月14日配信)の時点で組み立ての進捗が9割でしたので、この日の撮影中はあまり変化を感じられませんでした。それでも、撮影後に写真をよく見てみると、前回は未建設だった場所でも組み立てが進んでいるのが確認できました。
リングの内側では球形の骨組みを発見した他、8名のプロデューサーが手掛けるシグネチャーパビリオン建設地でも建屋が姿を現しはじめるなど、工事が進んでいる様子がうかがえました。
リング周辺に目を向けると、電力館のドーム型建屋の屋根が前回は骨組み状態だったのが、今回は白い部材で覆われつつありました。その左側にある日本館の建設地では足場の範囲が拡大。その左隣のEXPOホール(大催事場)の屋根は、前回の段階で白い部材がまばらに置かれている様子でしたが、今回は屋根のほぼ全体が白い部材で占められています。
EXPOホールの左側にあるEXPOナショナルデーホールの建屋は、骨組みが建屋の形に組み上げられつつあり、その手前の迎賓館では白い建屋の建設が進みつつあります。
博覧会協会によると、パビリオンのうち参加国が自ら建設する「タイプA」を希望する国は、7月11日時点で47か国と、6月6日時点の53か国より6か国減となっています。「タイプA」希望国のうち、35か国がすでに着工。未着工国のうち、施工業者が決まっているのは8か国、未定は4か国です。 (取材・文:具志堅浩二)