2024年の九州・山口県10大経済ニュースは?…読売新聞西部本社経済部が選びました
読売新聞西部本社経済部は、2024年の九州・山口県の10大経済ニュースを選びました。 【動画】台湾・TSMCが進出、巨大半導体工場と町の変化
10位 九州MaaSスタート
九州内の鉄道やバス、フェリーなど複数の交通機関による乗り継ぎチケットのサービス「九州MaaS」が8月1日、始まりました。約100社・団体が参画する全国最大規模の新サービスになります。
9位 外資系ホテルの九州進出相次ぐ
九州に外資系ホテルの進出が相次ぎました。長崎マリオットホテルが1月、インディゴ長崎グラバーストリートが12月、長崎市にオープンしました。福岡市には、インターコンチネンタルホテル&リゾートが2030年に開業する予定です。仏アコーは、大和ハウスグループのホテルを取得し、メルキュールやグランドメルキュールにリブランド展開しています。
8位 複合施設「長崎スタジアムシティ」が開業
通販大手のジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)が約1000億円をかけて建設していた複合施設「長崎スタジアムシティ」が10月14日、開業しました。収容人数約2万人のピーススタジアム、約6000人収容のアリーナ、ホテル、商業施設などを備えています。開業前に行われた長崎市出身の歌手、福山雅治さんの無料記念ライブには53万人を超える応募があり、約2万5000人が招待され、にぎわいました。
7位 佐賀玉屋は本館を建て替え複合施設へ…山形屋は私的整理で再生
地方百貨店の苦境が続いています。佐賀県唯一の百貨店の佐賀玉屋(佐賀市)は自主再建を断念し、京都市の不動産会社に経営権を譲渡しました。本館を建て替え、百貨店やホテルが入る複合施設を2026年12月に開業します。鹿児島を地盤とする山形屋(鹿児島市)は、私的整理の一環である事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)を活用して経営再建を進めることになりました。
6位 九州大箱崎キャンパス跡地の再開発は住友商事陣営
九州大箱崎キャンパス跡地(福岡市)の再開発を担う優先交渉権者に住友商事を代表とする企業グループ(住友商事、JR九州、西部ガス、清水建設、大和ハウス工業、東急不動産、西日本新聞社、西日本鉄道)が選ばれました。次世代通信基盤を活用し、新産業の創出につながる街づくりを目指します。2025年度にも着工する計画です。