2024年の九州・山口県10大経済ニュースは?…読売新聞西部本社経済部が選びました
5位 JR肥薩線、鉄道復旧で合意…八代-人吉駅間を2033年度頃
国と熊本県、JR九州の3者は4月3日、2020年7月の九州豪雨で被災したJR肥薩線の八代―人吉間(52キロ・メートル)を33年度頃に鉄道で復旧させることで基本合意しました。線路などを自治体が保有・管理する「上下分離方式」を採用します。
4位 九州・山口・沖縄の主要地方銀行13行がTSMC供給網参入へ地場企業支援
福岡銀行、肥後銀行など九州・山口・沖縄の主要13地方銀行は、台湾積体電路製造(TSMC)熊本工場の供給網に地場企業が参入するのを支援するプロジェクトに乗り出しました。
3位 JR九州が日韓航路から撤退
JR九州は、1991年に開設した博多港と韓国・釜山港を結ぶ日韓航路から撤退することになりました。12月23日、発表しました。子会社のJR九州高速船(福岡市)の旅客船「クイーンビートル」(定員502人)が浸水を隠して3か月以上運航を続けた問題が発覚し、運休に追い込まれていました。
2位 イズミが九州の西友とサニーを785億円で買収
大型商業施設「ゆめタウン」を展開するイズミ(広島市)は、九州にある西友とサニーを785億円で買収しました。計69店が8月1日からイズミの子会社ゆめマート(熊本市)の傘下に入りました。イズミとしては最大の企業買収になりました。
1位 TSMCが熊本工場の開所式…第2工場も熊本県菊陽町に
半導体受託製造最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は2月24日、日本で初めてとなる生産拠点となる熊本県菊陽町の熊本第1工場で開所式を開きました。第2工場も同町に建設することが決まり、2025年1月から建設が始まる予定です。政府は二つの工場で約1兆2000億円の補助金を出す方針です。