JALとカタール航空、提携拡大 貨物強化し欧州・中東・アフリカ照準
日本航空(JAL/JL、9201)とカタール航空(QTR/QR)は12月4日、航空貨物輸送に関する提携の覚書を締結した。両社の路線網を活用し、日本と北東アジア地域の貨物を新たに欧州や中東、アフリカを含む世界各地へ輸送する。 【写真】13年ぶりのJAL貨物機767-300BCFの機内 JALとカタールは同じ航空連合「ワンワールド」に加盟。2013年12月3日からコードシェア(共同運航)を実施している。JALは自社で運航していた中型旅客機767-300ERを貨物専用機(フレイター)に改修した767-300BCFを今年2月19日から運航を開始しており、13年ぶりに自社の貨物機を復活させた。 カタール航空は、ドーハ-成田間に貨物機の投入を2025年から計画しており、成田やドーハをハブ空港として活用した貨物事業を拡大していく。 一方、両社の旅客便はJALが羽田-ドーハ線、カタール航空がドーハ-成田、関西の2路線で、2社合わせて3路線となっている。
Tadayuki YOSHIKAWA