【バレー】東京GBエース柳田将洋が優勝へ決意「燃え尽きて終わりたい」パリ五輪から刺激
<バレーボール・プレシーズンマッチ:東京グレートベアーズ(GB)3-1北海道イエロースターズ>◇4日◇東京・代々木第2体育館 SVリーグ所属の東京GBで2季目を迎えるエースの柳田将洋(32)が、前身のFC東京時代を含め、史上初となる優勝へ意気込んだ。 4日、10月に控えるSVリーグの開幕を前に、Vリーグ所属の北海道イエロースターズとプレシーズンマッチを実施。今季初めて観客を入れた実戦で攻守にわたる活躍を見せ、3-1の勝利に貢献した。 第1セット(S)開始直後にサービスエースをたたき込むと、その後も強烈なバックアタックで突き放し、昨季のVリーグ2部覇者を圧倒。25-19でセットカウントを先取すると、勢いそのままに第2Sも25-14で連取した。第3Sは22-25で失ったものの、接戦が続いた第4Sは22-21の場面で自らスパイクを決めてチームを勢いづけると、そのまま25-21で勝利を収めた。 ベンチ入りの全選手が出場する中で、最後までコートに立ってチームを鼓舞。パリ五輪日本代表セッターの深津旭弘が欠場する中で、上々の仕上がりを披露しチームをけん引した。それでも「久しぶりの高揚感を想定してコートに立った。避けられるミスもあったし、4セットを通して課題は残る試合だった」と引き締めた。 「2030年までの世界最高峰リーグの実現」を目指し、新設されたSVリーグ開幕まで残り1カ月。外国籍選手の同時出場が計3枠に拡大され、海外のトップ選手たちも参戦するが、「去年から優勝を掲げているのでそこは不変だと思うと」ときっぱり。パリ五輪日本代表の奮闘に影響を受けたことを明かし「まだまだキャリアを終えるつもりはなが、(自分自身も)燃え尽きて終わりたいと思った。自分との戦いをしっかりと向き合って、コートに立つ準備をしていきたい」と決意を新たにした。 東京GBは数試合のプレシーズンマッチを行い、10月12日に名古屋との開幕戦(東京体育館)に臨む。10チーム中上位6チームがプレーオフに進出する。