【ボートレース】堀本翔太がピットから手を振って即刻帰郷処分 / ボート界6月の重大ニュース
徳山で大時計の不具合 今村豊さんがピンチを救う?
6月30日の徳山一般戦3日目で大時計の昇降装置の故障により、9R以降が中止になるアクシデントが発生した。徳山は干満差が大きく水面の高さに合わせて大時計も上下させているが、故障により装置が作動せず一部が冠水したという。中止が発表された直後、納得がいかない一部ファンのために立ち上がったのが、この日イベントがあって徳山に来ていたレジェンド今村豊さん。ステージに登壇し、「大時計の昇降装置が正常でないと大時計が見にくくてスタートできないし、危険なんですよ」とファンに説明したという。今村さんは引き続き行われた土屋南・蘭姉妹のトークショーにも飛び入りで参加。ファンサービスに大いに貢献した。なお、素早い修理点検により、翌日の4日目は1Rから無事に開催された。 【表あり】GI優出・優勝回数ベスト50 / デビューからのS無事故・Fなし連続記録
岩橋裕馬がデビューから1500走Fなし達成
5月29日の尼崎一般戦最終日で岩橋裕馬がデビューから1500走Fなしの記録を達成した。デビューは16年5月なので、8年間走って1回もFを切ったことがない。最近はF関連のニュースは非常に多いが、Fを切っていないことがニュースになるのは本当にまれ。岩橋自身もまだFを切っていないことは自覚しているが、通算の平均スタートタイミングはコンマ17で決して遅くはないところにも価値がある。デビューからのFなし記録は上表の通り。天野友和の2908走が別格で、岩橋は記録が分かる範囲内で4位。そのうち、天野と加藤英則は選手責任の出遅れはあるので、デビューからの出遅れを含めたスタート無事故記録としては1814走の今泉友吾に続く2位となる。1500走到達は2人目で、これは選手会からの表彰対象でもある。ちなみに同期(118期)のFは戸敷晃美の16本が最多(F3が1回、F2が4回)で、10本以上の選手は7人いる。戸敷のF休みは合計690日。単純計算でわずか8年のうちに戸敷と岩橋では約2年分も出走機会の差がついていることになる。
松井繁が歴代最多タイのGI優出
6月5日が最終日の住之江周年で松井繁が優出(4着)。今年は1月の大村BBCトーナメント、4月の鳴門マスターズCに続く2回目のGI優出となったが、通算では182回目の優出で、歴代1位の今村豊さんに並んだ。GIの優出、優勝回数は上表の通り。優勝回数では今村さんより11回多い59回で、歴代でも初代艇王・彦坂郁雄に次ぐ2位。現役選手で比較すると優出回数は2位の瓜生正義に61回の差、優勝回数も2位の今垣光太郎に29回もの差をつけており、王者のすさまじいまでの実績がこの数字を見ただけでも分かる。