大災害に備え「防災船」建造 被害把握に活用、2025年度に完成へ
東京都議会は11日、一般質問があり、防災や教育などの施策について議論された。大規模災害に備え、けが人や支援物資を運ぶ防災船について都は2025年度の完成を目指すと説明した。 都によると、新たに導入する防災船は約80トンの大型船2隻、約20トンの小型船2隻の計4隻。災害時に河川の被害状況を把握したり医療関係の人員や物資を運搬したりする想定で、平時は防災訓練にも使う。大型船1隻は建造する事業者との契約が済み、25年度内の完成を目指す。 細田勇都議(公明党)の質問に、花井徹夫・建設局長が「いつ起きてもおかしくない大地震に備えて、医療救護班などの移送に活用する防災船の建造は重要だ」と述べた。
朝日新聞社