「自分で飲む酒を自分で造って何が悪い!」…酒好きの人が激怒する「あまりに納得できない税金」
自分で飲む酒を自分で造ってどこが悪い?
私の疑問を言わせてもらおう。 そもそも消費税はじめさまざまな税金がある今日、税収の中で酒税ははたして明治時代ほどの大きなウェイトを占めているのか? また仮に自己消費の酒を造ることが許可されたとして、日本の酒飲みが総じて手間のかかる酒醸しをして販売酒をいっさい買わなくなると思っているのか? 自分で楽しむために造っている食品って他にもたくさんあるだろう(漬け物とか)に、何で酒だけ規制されるのか? そもそも古来日本人は自らの手で酒を醸していた。日本に限らず、酒はその国の食文化と深い関わりをもっている(フランス、ドイツ、イタリアなどでは自家醸造を禁止したことはなく、過去に禁じていたことのあるイギリスやアメリカでもその後解禁されている)。酒も文化そのものなのだよ! 税収のための自家醸造の禁止は、まさに日本清酒文化の否定であるというべきだ。 私は自分で酒を醸す能力をもっていないが、言論でこの悪法と戦ってやる! 酒民的不服従じゃ! さらに連載記事<「売春」は「絶対にしてはいけないこと」なのか…その答えを真っ二つに分けてしまう、誰もが知っているが「じつは超あやふやな概念」>では、私たちの常識を根本から疑う方法を解説しています。ぜひご覧ください。
住吉 雅美