【博多ストーカー殺人】裁判メモ(2)「やめて」「ふざけんな」 刃物を振り下ろし…折れた先端は頭蓋骨に
◆川野さんに謝罪させたい気持ち「あった」
Q「禁止命令を受けたことで川野さんへの気持ちの変化は?」 A「覚えていませんね」 Q「令和5年(2023年)1月以降、川野さんへの気持ちの変化は?」 A「は…どうなんでしょうね、わかんないですね」 Q「令和4年(2022年)12月、知人に向けて『どいつもこいつもくそ女の味方か』とSNSで送っているが、記憶は?」 A「ないですね」 Q「川野さんの名前でグーグル検索しましたか?」 A「しましたね」 Q「1月3日に川野さんのインスタも検索してますね?」 A「はい」 Q「川野さんの娘の名前でもグーグル検索してますね?」 A「はい」 Q「なぜ?」 A「お客さんとお互いの元カノが同じエリアにおるってなって意気投合して調べました。元カノをちょっと調べただけです」 Q「令和5年(2023年)1月の時点で、川野さんに対して文句など言いたいことはあった?」 A「あったと思いますね」 Q「謝罪させたい気持ちは?」 A「どうなんやろ…あったと思いますね」 Q「警察に相談したことを謝罪させたかった?」 A「そうですね」 Q「謝罪があればどうしていた?」 A「どうもならなかったと思いますね」 Q「謝罪を受け入れたあとは別れようと?」 A「あったと思います」
◆「ストーカー」の話で口論に
Q「逮捕時の供述調書で『返答次第では行くとこまで行く気持ちだった』と供述しているが…?」 A「ないですね」 Q「川野さんを殺す気持ちは?」 A「ないですね。警察側のあれですよね。(警察に)好きに書いたらええやんと言った記憶があります」 Q「供述調書が作成されたときに、あなたに内容を読み聞かせる場面があったと思うが、その時に話していない内容も調書にあった?」 A「ありましたね」 Q「職務質問を受けて、逮捕された令和5年(2023年)1月18日 警察署で自分がしたことについて紙に書いて、日にちと名前、拇印を押して上申書を作った記憶は?」 A「ありますね」 Q「上申書の中身は?」 A「覚えてないっすね」 Q「作成したことについては間違いない?」 A「そうですね」 (寺内被告に上申書を見せながら) Q「この文書、あなたが書いた?」 A「そうですね」 Q「あなたが署名しましたね?」 A「そうですね」 Q「上申書を要約しますが『ストーカーの件で川野さんと口論になって刺した』、この部分を作った記憶はありますか?」 A「はい」 Q「川野さんとはストーカーの話で口論になった記憶はある?」 A「ありますね」 Q「川野さんが警察に相談したことで口論になった?」 A「そうですね」