【博多ストーカー殺人】裁判メモ(2)「やめて」「ふざけんな」 刃物を振り下ろし…折れた先端は頭蓋骨に
◆川野さんにも責任「あった」
Q「(調書で)令和5年(2023年)1月1日~3日の正月休み、川野さんへの気持ちを『怒りがうじゃうじゃ沸いた』と言っているが、そういう気持ち?」 A「いや『怒りがうじゃうじゃ沸いた』気持ちではなかったっすね」 Q「電気やガスが止まる、ホテル暮らしのせい、と言っていましたが、川野さんのせいとは?」 A「全部が全部ではないですけど一理あると思う。何もなかったら襲撃もなくて襲撃もあの2人(傷害事件の被害者)と思っていたので、ガラスも割られていないと」 Q「川野さんの責任だと?」 A「少しはあったと思います」 Q「事件当日、路上でタバコを吸っていた時、川野さんに会えるとは?」 A「ないっすね」 Q「川野さんの姿を見て『おい』と、一度文句言ってやりたいと?」 A「そうですね、どうなんですかね、わからないです」 Q「傘をぶつけたら川野さんは『ストーカーだよ、警察呼ぶから』と?」 A「そんなニュアンスやったと思います」 Q「『ストーカー、ストーカーって、しゃべったらあかんのはわかってるけど、また警察っていうのか』と言った記憶は?」 A「はい」 Q「『ごめんね』と言えば、こっちも『バイバイ』というのに、なんでそんなこと言うのかと?」 A「ありますね」 Q「(LINEのアカウント)『ミコ』の件で言い合いになり、川野さんに『どういうこと』と言ったら『知らんって』と、『警察に言ったらいいじゃん』と言われた記憶は?」 A「あるんちゃいますかね」 Q「『警察に言ったら』と言ったことに対して『次言ったら捕まるだろう、捕まったら店長とか専務に迷惑がかかるのになぜいうのか』と?」 A「覚えてないですね」 Q「文句を言ったのは?」 A「どうなんすかね」 Q「はっきりしない?」 A「はい」
◆「警察に捕まればいいじゃん」と言われ…
Q「『警察に話をしろ』『警察で話そう』とか川野さんに言われた記憶は?」 A「あったと思います」 Q「川野さんが『警察にごめんなさいといって捕まればいいじゃん』と言った記憶は?」 A「ありましたね」 Q「それについてショックは?」 A「ありましたね」 Q「川野さんが人生めちゃくちゃにしたのになめやがって、と思った?」 A「覚えていませんね」 Q「『お前のせいで人生めちゃくちゃになった、いい加減にせえよ』といった記憶は?」 A「ありますね」 Q「包丁を持った気持ちは怒りから?」 A「わかんないですね」 (ここまで検察側からの被告人質問)