【巨人】4月初週総括 阿部監督「ズルズル行きそうなところで持ちこたえた」 両カード負け越しも期待要素が見えた6連戦
4月初週の戦いを終えた巨人。中日、DeNAとの6連戦に臨みましたが、菅野智之投手の力投や、ソフトバンクから新加入した高橋礼投手が1086日ぶりの勝利を収めた一方で、両カード負け越しと厳しい結果にもなりました。 【画像】初めてのお立ち台に上がり笑顔を見せる巨人のドラフト1位ルーキー西舘勇陽投手 しかし、阿部監督は「ズルズル行きそうなところで持ちこたえることができるチーム」と評価する点をあげました。 4月初週の阿部巨人を振り返りながら、9日から迎えるヤクルト戦、そして広島戦への期待要素を探ります。
◆“スガコバ”コンビが657日ぶりに復活した中日戦 中川皓太には試練(2日~4日)
2日から行われた中日とのビジター3連戦は、中川皓太投手にとって大きな試練となりました。 阪神戦(先月31日)で3失点を喫し、リベンジとなるはずだった中川投手は、カード初戦(2日)、3対3で迎えた延長11回に登板。ここまで12打数ノーヒットと苦しんでいた細川成也選手にサヨナラホームランを打たれる結果となりました。 勝利の方程式の一角を担う中川投手が、2試合続けての敗戦投手となってしまいました。 2戦目(3日)は、巨人の“元気印”萩尾匡也選手にプロ初ホームランが飛び出しましたが、先発のメンデス投手が4回4失点と乱調。中日を上回る10安打を放ちましたが、あと一本が出ず、2対5で2連敗。 何としても3連敗は阻止したいカード3戦目(4日)、先発は昨季自己ワースト4勝にとどまった菅野智之投手。17年に最優秀バッテリー賞を獲得した小林誠司選手との“黄金バッテリー”を657日ぶりに結成すると、7回90球を投げ無失点。“これぞ菅野”というピッチングで3連敗を阻止しました。
◆1勝2敗も高橋礼が1086日ぶり勝利のDeNA戦 (5日~7日)
東京ドームに戦いの舞台を移して行われたDeNAとの3連戦。 開幕戦勝利をおさめたエース・戸郷翔征投手が、カード初戦の先発のマウンドへあがりました。 戸郷投手も「久しぶりにいいピッチング」と振り返るように7回8奪三振の好投を見せましたが、「粘りたいところで粘れなかった」と反省も述べたようにDeNAのドラフト1位ルーキー・度会隆輝選手にタイムリーを許すなど2失点。1対2で接戦を落とす結果となりました。