頼清德氏、総統に就任 民進党政権の3期目始まる/台湾
(台北中央社)台北市内の総統府で20日、中華民国第16代総統、副総統の宣誓就任式があった。式典には2期8年、総統を務めてきた蔡英文(さいえいぶん)氏も出席。蔡政権2期目の副総統で今年1月の総統選に当選した頼清德(らいせいとく)氏が就任したことで2016年から続く民進党政権の3期目が始まった。 式典は午前9時ごろ開始。印信条例にのっとり、頼氏は韓国瑜(かんこくゆ)立法院長(国会議長)から「中華民国之璽」「栄典之璽」「総統之印」などを受け取るなど、式典は約15分にわたって進められた。続いて頼氏は、満面の笑顔で総統府を後にする蔡氏を見送り、その後、行政院長(首相)や台湾の安全保障政策を統括する国家安全会議秘書長、総統府秘書長らの任命書に署名した。 この日、総統府前広場では関連の祝賀大会も実施。頼氏はこれら高官や各部会(省庁)トップの宣誓就任式などに立ち会い、同10時30半過ぎ、前駐米代表(大使に相当)で副総統に就任した蕭美琴(しょうびきん)氏らと共に祝賀イベントに参加する。 (温貴香/編集:荘麗玲)