「就活セクシズム」から「ゆるブラック企業」「ジェネリック服装自由化おじさん」まで…令和の“お仕事用語”26選
【ライスワーク、ライフワーク、ライクワーク】 人はなぜ働くのか? 仕事とは何か? 「ライスワーク(経済的報酬)、ライフワーク(社会貢献)、ライクワーク(自己実現)」の三つに分類することができる。この三つの要素のバランスをどう取るか? 必ずしも一つの企業、仕事で実現する必要はない。本業ではカネを求め、副業で社会貢献、自己実現するのが今風だ。 【ソフト老害、若害】 20~40代でまだまだ若いのに、より若い人に対してマウントを取ったり、説教をしたりする人を「ソフト老害」と呼ぶ。放送作家の鈴木おさむ氏が自身が番組作りの現場で若い人と話が合わないなど、自らのソフト老害化についてエッセイを発表し、話題となった。上の世代に対して権利を主張し、威圧的に振る舞う若い人は「若害」と呼ぶ。 【ジェネリック服装自由化おじさん】 服装、髪色などの自由化が金融機関、メーカーなど堅いイメージの業界を含め、広がっている。一方、自由化の中での画一化も。紺のジャケット、太縁メガネ、カットソー、デニム、スニーカーという「ジェネリック服装自由化おじさん」。周りの空気を読み、無難な服装でまとめているのだ。 【管理職罰ゲーム】 若者の8割が管理職になることを希望しない時代となっている。以前は「上昇志向のない若者」の象徴とされたが実は真っ当な選択だ。多様な社員のマネジメント、長時間労働の是正、難易度の高い目標を課せられる、組織の矛盾を背負うなど、管理職の罰ゲーム化が進んでいる。管理職を目指さないキャリアパス、プレーヤーでも賃金が不利にならない人事制度などを設ける動きがある他、管理職代行なるサービスまで登場した。 【静かな退職】 実際に仕事を辞めるわけではないが、職場や仕事に不満を持ち、限界を感じ、頑張り過ぎない働き方をすること。無理をせず、自分の範囲や責任を超えた仕事や、残業はしない。あくまで仕事はこなすことがポイントである。米国の若い世代の間で流行し、日本でも注目されている。