石畳の路地に横丁、神楽坂はなぜ魅力的なのか【厳選】ランチから贅沢な3軒!散歩しながら辿りつける隠れ家
石畳の路地に横丁、街を象徴する風景が臨める神楽坂エリア。数多くの飲食店がひしめく激戦区で調査した結果、路地やビルの上などに構える店に美味が多いことが発覚。辿りつく道程までも楽しい神楽坂の良店の数々をご覧あれ。今回集めたのは、夜は少しお高めの店の贅沢ランチと話題の最新店。いずれも路地に潜む"隠れ家"的なお店です。 【画像ギャラリー】神楽坂で贅沢ランチ!まさに逸品揃い
【和食】目で舌で、季節を表現した贅沢な昼会席『日本料理神楽坂仁(じん)』
石畳の細い路地に囲まれた、神楽坂らしい風景の中に暖簾を出してちょうど2年。店の存在が街にも、そして界隈で遊ぶ人々にもだんだんと馴染んできた頃合だ。 上方の会席で長らく腕を磨いた杉原さんが作る料理は旬の素材の滋味を端正に引き出し、四季の移ろいを表現した王道まっすぐの日本料理。夜のコースやアラカルトはもちろん、昼の「なごみ御膳」でもその真価は発揮されている。 なごみ御膳4200円 まずやってきた前菜に、はっとさせられた。澄んだダシをまとったお浸しに、秋らしくみずみずしい梨を使った酢の物、さらにはイチョウ型にくり抜かれた南京ゼリーがキュートに器を彩っている。 続いてやってきた茶碗蒸しや、旬の魚の焼き物、身がたっぷり詰まったカニクリームコロッケも食べ手のペースに合わせて作ってくれた熱々だ。そして最後は杉原さんの故郷・鳥取県の境港を中心とした漁場から届く新鮮な身を散りばめた華やかな海鮮ちらしに舌鼓。 丁寧な料理たちに囲まれて、昼から一杯やりつつ過ごす贅沢な時間に心がふっとほぐれていく。 [住所]東京都新宿区神楽坂4-2世喜ビルD号室 [電話]03-6826-9154 [営業時間]11時半~14時半(13時半LO/要予約)、17時~22時(21時LO) [休日]月 [交通]地下鉄有楽町線ほか飯田橋駅B3出口から徒歩4分
【焼肉】週末限定のお楽しみ。希少銘柄牛の焼肉コース『和牛焼肉神楽坂牛ます』
細やかにサシの入ったカルビに挑んで思わず唸った!脂は澄んだ甘みの余韻を残しながら儚く消えるほど軽く、肉自体が持つ風味はどこまでも上品。"最近、焼肉はちょっと重くて"なんて二の足を踏んでいる読者諸氏に推したいのがこの店だ。 焼肉ランチ懐石「竹」3580円 扱っているのは山形県産A5黒毛和牛の中でも特に質の高い「雪降り和牛尾花沢」。生産頭数の少なさから、あまり知られぬ銘柄ながらもその実力は冒頭の通りだ。 土・日・祝限定のランチには各部位を少しずつ味わえるコースもあり、コスパも優秀。さらに席は個室か半個室になっているので、家族や仲間とプライベートに過ごせるのもありがたい。 [住所]東京都新宿区神楽坂3-2トレビスビル1階・2階 [電話]03-5579-8092 [営業時間]16時~23時(フード22時、ドリンク22時半LO)、土:11時半~23時(フード22時、ドリンク22時半LO)、日・祝:11時半~22時(フード21時、ドリンク21時半LO) [休日]無休 [交通]地下鉄有楽町線ほか飯田橋駅B3出口から徒歩4分