車をコインパーキングに3時間駐めたら「5400円」も請求されました!最大料金の「2000円」だと思っていたのですがなぜでしょうか…?
車で出掛ける機会の多い方にとって、コインパーキングはなくてはならない存在ともいえるでしょう。駅前や観光地をはじめ、コインパーキングは街中のいたるところにあるため、一度は利用したことがあるという方も多いかもしれません。 とても便利なコインパーキングですが、料金にまつわるトラブルには注意が必要です。例えば、「数百円だと思っていたのに数千円も請求された……」という話も少なくありません。当記事ではこのような事態に遭遇しないよう、コインパーキングの料金体系やよくあるトラブルを解説します。 ▼ハンズフリー通話での運転は「違反」になる? ペナルティが発生する場合についても解説
コインパーキングの料金体系
一般的にコインパーキングの料金体系には、「通常料金・基本料金」と「最大料金」という考え方があります。 通常料金・基本料金は「10分300円」「60分500円」のように、分あたりや時間あたりにかかる駐車料金です。例えば、「60分500円」のコインパーキングに3時間車を駐めると、駐車料金は1500円(500円×3時間)となります。 最大料金は一定の時間や特定の時間帯は一定の料金が適用され、それ以上は課金されない料金システムです。最大料金の設定はコインパーキングによって異なりますが、「入庫後12時間以内」のように時間ごとに設定されているケースや、「8:00~20:00」のように時間帯ごとに設定されているケースなどがあります。 例えば、「入庫後12時間以内2000円」のように最大料金があるコインパーキングに3時間車を駐めると、駐車料金は2000円です。通常料金・基本料金が「60分500円」などと設定されていたとしても、12時間以内であれば最大料金の2000円以上請求されることはありません。
最大料金が適用されない時間帯や曜日などには注意が必要
最大料金が設定されている場合は一定額以上請求されないため、車を長時間駐めたい場合はお得な料金体系といえます。しかし、最大料金には「例外」が設定されているケースがあるため、注意が必要です。コインパーキングによっても異なりますが、土日祝日は対象外のケースや、1日の中で対象外の時間帯があるケースなどがあります。 例えば、通常料金・基本料金が「10分300円」のコインパーキングに3時間車を駐めたケースを考えてみましょう。「入庫後12時間以内2000円」などと最大料金が設定されていた場合は、3時間駐めても駐車料金は2000円です。 しかし、例外の曜日や時間帯が設定され、駐車したのがその例外に該当した場合は、最大料金は適用されません。「土日祝日は最大料金が適用されません」などと書かれており、駐めたのが日曜日だった場合、駐車料金は5400円(300円×6×3時間)となります。
【関連記事】
- ◆車に「駐禁シール」が貼られたので、出頭して違反切符を切られた! 友人に「出頭しないと加算されないのに」と言われたけど、反則点数が加算されない場合もあるの? 2つの対応を詳しく解説
- ◆都内の駐車場は「月3万円」って本当ですか? 地元ではほぼ無料なのですが、さすがに高すぎではないでしょうか?
- ◆高速道路を走行中、急な腹痛で「トイレ」に行きたくなった! 一般道路に下りても「2時間以内」に戻れば高速料金は同じって本当? ETC2.0限定の一時退出「賢い料金」について解説
- ◆ハンズフリーで通話しながら運転する人をよく見かけます。通話なら違反ではないのでしょうか?
- ◆友人と熱海に行くため車を出しました。ガソリン代を「半分払うよ」と言われましたが、普通「全額」出しますよね? 車を出したのはこちらなので、正直モヤモヤします…