「片づかない50代の家」にありがちなもの3つ。体力があるうちに処分を考えて
ものを減らし、暮らしを小さくしていく人も多い50代。ライフオーガナイザーのお仕事で散らかったおうちを訪問することが多い下村志保美さんが見てきた、片づかない50代のおうちにありがちなものについて教えてくれました。 【写真】3つのものを捨ててすっきりしたリビング
1:ただ積んでいるだけの「本」
だれかにおすすめされたり、書店で見つけて衝動買いした本。またもっとじっくり読みたい、もう一度読みたい本。こうやってどんどん読まなくちゃいけない本がたまっていました。いわゆる「積ん読」です。 ただ現実的には仕事で読まなくてはいけない本を優先することがほとんどですし、読みたいと思いつつもなかなかそのための時間が取れない状況が何年も続いていました。 一方で読みたい本はどんどん出てきますので、しばらく手に取っていない本は手放すことに。 今後は本を読む時間ができた時に電子書籍で購入するとか、どうしても読みたい本はカフェなどに行き、その場で読みきってしまうことを心がけ、積ん読を減らす努力をしています。 本は重く、年を取ってから処分を考えても大変な作業になってしまいます。また、そのまま残しておくと、いずれ子どもや孫が処分しなくてはならないやっかいものに。元気なうちに、本当に大切な本だけを厳選しておきたいものです。
2:もう聴くことができない「カセットテープ」「CD」
かつて、今のように気軽に利用できる音楽配信はありませんでした。そのころは、自分で録音したり、カセットテープに編集したり。CDも私にとってはそれなりに高価だと思えるもの。それらは私にとって宝物でした。 また、著作権の都合なとで音楽配信では利用できないものはCDで残しておかないと聴けなくなってしまうとも思いましたが、実際に聴くことはもう10年以上なく、ただ持っているだけのものに。よく考えたら、CDを再生するための機器すら持っていないことに気がつきました。 わざわざ機器を購入してまで聴きたいかと自分に問いかけたら答えはNO。潔く手放すことにしました。 お手持ちのCDやレコード、カセットテープ。コレクションとして愛でているなら無理して捨てなくてもいいですが、もし捨てるきっかけがなかったり、義務感で持ち続けているなら処分を検討してはいかがでしょうか。