京都・嵐山より見ごたえあり!? 全長1.8km竹林「向日市・竹の径」穴場の絶景レポート
■洛西竹林公園で、竹の魅力を深掘り
竹林の径に来たなら必ず立ち寄ってほしいのが、北側に位置する洛西竹林公園内の「竹の資料館」と「生態園」である。 竹の資料館には、竹の特徴や使われ方などの歴史を紐解くパネルをはじめ、建築や装飾品などに用いられる京都産の「京銘竹」の展示、京都八幡のマダケを使って作られた世界初の竹フィラメントであるエジソン電球、茶道具や扇子といった工芸品など、普段じっくりと見ることのない竹の世界が繰り広げられている。 隣接する生態園には全国各地さまざまな種類の竹が植林されており、一口に「竹」と言ってもこんなにも種類がたくさんあるのか!と驚かされるほどだ。 また、竹だけではなく、応仁の乱の発端となった百々橋(どどばし)や、織田信長にまつわる石仏を安置した石仏群など、歴史的な史跡があるというのも大きな魅力である。 見応えたっぷりの施設だが、入館料は無料。今まで知り得なかった竹の魅力を発見できる2つの施設。ぜひハイキングの休憩がてら、ゆっくり堪能してほしい。 向日市の穴場スポットめぐりは、街に眠る歴史に触れ、日本の竹の魅力を再発見するハイキングとなった。これから暑い夏、涼しくも美しい竹林に癒されに行ってみてはいかがだろうか。 【ルートタイム】 西向日駅から向日神社(15分)→向日神社から竹の径(25分)→竹の径を抜けて洛西竹林公園(15分)→ 洛西竹林公園から洛西口駅(25分) トータル1時間20分 ●京都市洛西竹林公園住所:京都府京都市西京区大枝北福西町2丁目300-3 ※この記事の情報は2024年6月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。 山本 佐和(やまもと さわ) 京都出身。インテリアショップのスタッフや制作部を経験し、現在はフリーライター・フォトグラファーとして活動中。 外で食べるごはんとお酒が大好き。 登山やキャンプはもちろん、ヨーロッパをバックパックで1人旅するなど、マイペースにアウトドアライフを楽しんでいます。
山本 佐和