SNSで危険な写り込みは?「モザイクアプローチ」で住所特定 自宅の写真でも危険な“7つのポイント”【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN
年末年始は帰省や旅行で自宅を空ける機会が増えてきますので、改めてSNSの投稿には気を付ける必要がありそうです。 【写真を見る】“タピオカ写り込み”や“ピンボケ写真”で場所特定も ■“タピオカ写り込み”や“ピンボケ写真”で場所特定も 良原安美キャスター: SNSの投稿で自宅が特定されてしまう危険性があります。 SNSなどに投稿された文章や画像から細かな情報を収集して、個人の住所などを特定する手法を「モザイクアプローチ」と呼びます。 国際大学GLOCOMの小木曽健客員研究員は「過去には実際に悪用された窃盗事件も起こっている」といいます。 例えば、自撮りとともに「天気が良いから家の近くをお散歩」という投稿です。一見、何も写り込んでいないように見えますが、マンホールが写り込んでいて、よく見てみると、「DOGENSAKA」と書かれています。 デザインや識別番号などが住所特定の要因になるそうです。「家の近くをお散歩」ということで、この辺りに住んでいるんだと特定されてしまう可能性があります。 さらに、タピオカドリンクで、場所が特定される可能性もあります。 表面に写り込んだ景色から撮影場所が絞り込めてしまいます。明るさなどを調整すると、複数のやしの木が見えてきました。 パッケージの情報などと組み合わせ、千葉県のある商業施設で撮影されたものと特定できたのです。 さらにピンボケの写真でも画像解析すると、ナンバーが読めてしまいます。ほぼ真横から写ったナンバープレートも補正すると、くっきりと数字が現れました。 ■「黒いものは、よく情報を写し込む」サングラスや黒いカラコンも注意 国際大学 GLOCOM 客員研究員 小木曽健さん: まず黒いものは、よく情報を写し込みます。なので黒い車は、車を写したつもりが背景や自分を写していることもあります。 他にも、サングラスや黒いカラコンでも、結構な情報量が入っています。 ホラン千秋キャスター: 小さなヒントから悪用しようとする人がいるとすれば、それを糸口に自分に繋がってしまうかもしれないということですよね。