SNSで危険な写り込みは?「モザイクアプローチ」で住所特定 自宅の写真でも危険な“7つのポイント”【Nスタ解説】
■文章だけでも自宅特定? 旅行を知らせる投稿はNG 良原キャスター: さらに写真だけではなく、文章だけの投稿も危険が潜んでいます。 例えば、「突然の大雨で洗濯物がびしょびしょ」という投稿。その時間帯に突然大雨が降った場所を調べると、場所がわかることもあります。「洗濯物が」ということなので、自宅の可能性があると、住んでいるエリアが何となく割り出せてしまうかもしれません。 こういったことを調べる人のことを「特定屋」と呼ぶそうで、依頼に応じて、住所や電話番号など個人情報を特定します。報酬などはSNSのDMでやりとりをしているものと思われます。 Xなどで「特定屋」と調べるとたくさんアカウントが出てきました。 そして、年末年始で帰省や旅行の予定がある人もいると思いますが、旅行を知らせる投稿はNGです。 「今からハワイに行ってきます!」と、わくわくした写真を載せると、「自分は家にいませんよ」と知らせているようなものだそうです。 国際大学GLOCOMの小木曽健客員研究員によると、投稿する際は、「ハワイに行ってきました!」など、タイミングをずらすことで安全に繋がるということです。 井上キャスター: 特定屋は、探偵などに近いのかなと思いますけど、ここ何年くらいで出てきているのでしょうか。 国際大学 GLOCOM 客員研究員 小木曽健さん: 探偵みたいな人たちは昔からいますが、「特定屋」と名乗っているのは、ほとんど主婦や学生など小遣い稼ぎのレベルの人です。 専門じゃなくても、勘所が良くて「私、こういうの得意だからやってみよう」みたいな人が多いです。 元競泳日本代表 松田丈志さん: 例えば、そういう人たちは自分が住んでいて、情報を獲得しやすいエリアなどで、小遣い稼ぎ目当てに行っているパターンもあるのでしょうか。 国際大学 GLOCOM 客員研究員 小木曽健さん: いまはどこでも日本中の情報を得られるので、場所はあまり関係ありません。
========== <プロフィール> 小木曽健さん 国際大学 GLOCOM 客員研究員 「ネットで絶対に失敗しない方法」や 情報リテラシーに関する発信を幅広く行う 松田丈志さん 元競泳日本代表 五輪4大会出場 4個のメダル獲得 JOC理事 宮崎県出身 3児の父
TBS NEWS DIG Powered by JNN