離婚・虐待・親友の死…実は苦労人、ジョニーデップの悲運の半生を振り返り
現在61歳の俳優ジョニー・デップ。華やかに成功を収めるセレブのイメージがある一方で、実は幼少期から苦労を経験してきた人物でもあります。知られざるジョニー・デップの波乱万丈の半生を振り返ってみます。 【写真】ジョニー・デップの20代と60代を比較! ビフォー・アフター
40回以上の引越しを経験!過酷な幼少期
ジョニー・デップはアメリカのケンタッキー州で土木作業員をしている父ジョンとウェイトレスをしていた母ベティの間に4番目の末っ子として誕生しました。 裕福でなくても6人家族で慎ましく生活をしていましたが、父ジョンの仕事の関係で幼少期の間に40回以上も住む場所を転々としていたというので、なかなかに忙しない日々を過ごしていたかと想像します。 こんなにも引越しを繰り返すということは、転校も多かったでしょうし、せっかくできた友達とも離れ離れになるなど寂しい思いもしてきたのかなと思います。 さらにジョニーにとって悲しい出来事が起こります。度重なる転居はジョニーが7歳の時に落ち着くことができたのですが、両親の不仲は治らず、ジョニーが15歳の時に離婚してしまいます。家庭環境はかなり荒み、ジョニーはストレスを抱えていたといいます(かわいそうに…涙)。
12歳から飲酒するという荒ぶり過ぎの少年期
ジョニーは神経質だったという母親との生活がストレスだったのか、逃げるように非行の道へと足を踏み入れるようになりました。12歳から飲酒を始め、14歳になるとドラッグにも手を出すようになります。原因の一つに、母ベティからの虐待があることがジョニーの姉、クリスティンの告発で発覚。ベティは度々ヒステリーを起こし子供たちに手をあげていたと言います。 他にも暴言を吐くなども。ジョニーの心には悲しみだけが残っていきます。そんな気持ちをかき消すために、酒やドラッグに溺れていったのではないかと思うのです。
高校を中退→ミュージシャンを目指す
荒んだティーン時代を過ごしていたジョニーでしたが、親友の死をきっかけに酒やドラッグをやめることを決意。高校に進学したものの、1年足らずで退学します。 その後、プロのミュージシャンを目指すように。「The Kids」というバンドではリードギターとしてバンドを率い、成功を収めます。 ロサンゼルスに拠点を移し、「Six Gun Method」と改名し更なる飛躍を目指し活動を続けましたが、バンドは1984年に解散します。3年という期間ですが、成功を収めているところを見るに、ジョニーには才覚があったのでしょう。