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美人モデルボクサーが泣いた!高野人母美が引退危機を乗り越えて2年2か月ぶりの国内復帰を判定勝利で飾る

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THE PAGE

プロボクシングの元OPBF東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者で、モデル業を兼務して話題となっていた9頭身の美人ボクサー、高野人母美(32、緑)が15日、愛知の刈谷市あいおいホールで行われたフライ級の6回戦で、2年2か月ぶりに国内リング復帰し、日本フライ級4位の近藤佐知子(32、駿河)に3-0で判定勝利を飾った。プレッシャーと12キロ以上の減量の影響からか本来持っていたパンチ力は影を潜め、途中、足がつって動かなくなるアクシデントもあったが、ポテンシャルを生かして勝利につなげた。陣営は、今後、米国、中国などを視野に国内外を股にかけて活動していくプランを練っているが、ジム移籍とライセンスの再取得に尽力した緑ジムの松尾敏郎会長は「やる気が伝わってくれば今後も協力するが、それが見えなければ終わり」と辛口だった。高野の戦績は12勝(8KO)5敗。

米、メキシコ修行で一変したボクシングスタイル

 ボクシングスタイルは一変していた。米国、メキシコ修行仕込み。 「メキシコでは、相手が小さくても強いので、よけることばかりを練習してきた」  左ガードをL字に下げたスタイルからステップバック、スウェーを駆使して、上体をクネクネと揺らしながら、“小学校教師ボクサー”のパンチに空を切らせていく。リーチ差を生かし左ジャブを伸ばして距離を作り、近藤が突っ込んでくるところに右のアッパーを合わせる。作戦としては、至極正当。2ラウンドには左フックもヒットしたが、いくらパンチを打ち込んでも近藤の前進を止めることができない。  3ラウンドには足がつった。そこにパンチをもらってよろけた。苦手な接近戦に巻きこまれる、くんずほぐれつの展開で、体力を奪われ、終盤は完全にスタミナが切れた。 「足が動かなかったんです。最後は、くっついて時間稼ぎをしました」  逆に高野がクリンチで逃げる場面も。倒せないまま試合終了のゴングを聞いた。ただクリーンヒットの数では、高野が圧倒。ボクサーとしての排気量、ポテンシャルの違いは歴然だった。  ジャッジの一人がフルマークをつけ「60-55」、「59-56」、「58-56」の3-0判定で、2年2か月ぶりの国内復帰戦を白星で飾ったが、プロキャリア2勝4敗2分けの近藤を相手に、決して褒められた試合内容ではなかった。 「やるべきことが何もできませんでした。10分の1も力を出せなかったです」  右手を掲げた高野は、日本再デビュー戦をそう振り返った。  これまで経験したことのないようなプレッシャーがあった。 「いろんなプレッシャーがありました。2年間、日本におらず、アメリカでやってきているんだから、できているんだろうな?と思われていたと思うんです。その中でどういうパフォーマンスをみせられるか。自分をどう出せばいいか、というプレッシャーがありました」  バックステージで高野は感極まって泣いた。 「SNSでは海外で遊んでいるような写真をアップしてきました。私が一生懸命やっても面白くない。あえて破天荒にやっています。でもそれがプレッシャーにもなって……」  女子ボクサーにしては珍しく、一発で相手をぶっ倒すパンチ力と178センチの身長とリーチを生かしたスピードが高野の魅力だったが、それは影を潜めてしまっていた。 「減量の影響もあったのかもしれません。最後はサウナで水抜きしたし、疲れと時差ボケで……」  メキシコではフェザー級で戦ってきたが、今回は、近藤に合わせて体重を50.5キロまで落とした。9月に試合が決まってから徐々に落としたが、実に、12キロ以上の過酷な減量で、筋肉が削ぎ落とされた。骨と皮だけでリングに立ったようなもの。しかも、メキシコから2週間前に戻ったばかりで、まだ時差ボケも残っていた。

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