【中日】中田翔、現状維持の年俸3億円でサイン 2年契約2年目の来季は「ラストチャンス」
中日・中田翔内野手(35)が9日、名古屋市の球団施設で契約を更改し、背水の陣で来季に挑むことを宣言した。現状維持の年俸3億円。2年契約の2年目となるプロ18年目について「ラストチャンス」と繰り返し、「ダメな人間が切られていく世界。そこに対しての覚悟は決まっているし、後悔なく全うしたい。その先は神様が決めること」と誓った。 巨人から移籍した今季は62試合で打率2割1分7厘、4本塁打、21打点。開幕4番を務め、4月は8年ぶりの単独首位浮上の原動力になったが、故障に泣いた。5月に自打球で左足を負傷。8月に腰痛で離脱後は復帰できなかった。「情けない一年」。チームの史上初3年連続最下位も「自分の責任というのが答え」と受け止めた。 10月後半にSNSで15キロの減量を報告していたが、理由も明かした。「ストレスでやせた」は、ジョーク。「一番の誤算」と振り返る腰への負担軽減が目的だ。食事管理と有酸素運動により、100キロ前後。近年の115キロ以上から「5、6年ぶり」という体に絞った。飛距離への影響を「多少なりとも」と認めつつ、シーズン完走を優先。「毎年この時期は何もしない」という秋に、戦う体が完成した。来年1月は沖縄で動くが「自主トレもあと何回できるか。しっかり追い込む」と、覚悟は決まっている。(安藤 理)
報知新聞社