来年夫が定年を迎えますが、専業主婦だったためもらえる年金は夫婦で「月15万円」しかありません。パートを始めないと老後の生活は厳しいでしょうか?
夫婦で年金15万円だと毎月10万円ほどの不足分が生じる可能性がある! 再雇用やパートの検討が必要かも
今回の事例のように妻が専業主婦の場合、会社勤めの方と比較して年金額は少なくなる傾向にあります。夫の雇用形態によっては、夫婦で年金15万円のケースも考えられます。平均的な老後生活では消費支出が月25万959円であるため、年金生活だと毎月約10万円の不足が生じるでしょう。 毎月10万円の不足分を補うだけの十分な貯蓄があればよいですが、そうでなければ夫が定年後も再雇用で働き続けることを検討してもよいかもしれません。夫が定年退職後に雇用を継続できない場合は夫婦でパートに出るなどして、毎月10万円ほどを稼ぐ必要が生じるでしょう。 東京都の最低賃金を基に計算すると、毎月86時間、毎週21.5時間を仕事に充てることになります。 出典 厚生労働省年金局 令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況 (参考資料4)国民年金 男女別年金月額階級別老齢年金受給権者数(27ページ) 日本年金機構 令和6年4月分からの年金額等について 総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要 II 総世帯及び単身世帯の家計収支 <参考4>65歳以上の無職世帯の家計収支(二人以上の世帯・単身世帯) 表2 65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)及び65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の家計収支 -2023年-(19ページ) ハローワークインターネットサービス 雇用継続給付 高年齢雇用継続給付について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部